予測の方法について、アナリストになると決まったとき、「大局観が全て」だと師匠に教わった。
今ならこれを、自分の言葉で、
「予測とはヒトと技術で大局観を浮き彫りにする営みである」と言い切れる。
予測に先行するのは、ヒトと技術であり、経済の話しはその後付けだと大学生からアナリスト時代にかけて知った。
「先行する異分野の別解に上書きされてしまうのか…」と思うと、経済学や経営学には全く興味が持てなかったが、
ヒトと技術の目線を基礎分野として複合した、オペレーションズ・リサーチや土木計画論という工学が、
これらをはるか上の目線から全体像としてパッケージしてくれて、自分の営みの強力な味方になってくれた。
このほか、もともと学んでいた教育史や行政学や行動分析学といった分野も、ここに合流してくれた。
現実解。
データや事実とは、何らかの「行動の記録」である。
行動の記録を集めると、「多数派の傾向」が見えてくるが、それと同時に「少数派の異常値」も同じく出てくる。
つまるところ、「多数派の傾向」または「少数派の異常値」のいずれかが、大局を作る。
大局の根拠は、ヒトと技術の動向である。
こうやって粗々でデータや事実を読み解くからこそ、大局がわかり、予測が成り立つのだ。
ボックスコックスネット、遠藤武。