「SNS上のAIの動向で一喜一憂させられ、疲れてしまいます。これをどう解決すればいいでしょうか」
ポイントとして「自分の成長」を主語に、AIやデータ分析という「技術」を扱うようにしましょう。
私は、AIの基礎技術である統計手法を深掘りしてサービス化するくらいには技術にハマっていましたが、
それはあくまで技術開発が自分の成長につながるという知的好奇心から来ていました。
実装したモデルがサービスとして1件20万円くらいで売れるのも面白かったですが、
それ以上に自分が論文を調べつくして作ったモデルが人助けにつながることが、何よりたまらなくワクワクしていました。
今だからこそ言えますが「自分の成長」が主語にあったのですから、面白いに決まっています。
技術語りも面白いですが、単に技術を主語にしても上には上がいたりと退屈なので、自分が勝てる土俵を作ることだけに徹していたのです。
独自性や新奇性とはそういうものなのです。
一方でSNSをみていると、やたらAIの未来像を語りたがる人はほとんど「AI=主語」になっています。
(技術を愛して追いかけている人ほど、そうはなってはいないのが皮肉めいていますが。)
事実をありのまま言えば、「AI=主語」の場合はその人がなんなのか・どんな経歴なのか・本当に語れる背景や実績があるのかが伏せられているのです。
これは何を意味するでしょうか。
基礎技術や職歴といった知見がない・それをリアルでつけようと創意工夫しない…という「あなたがそれ言う?」状態でいくら語ろうと、中身はゼロのままです。
特にネットを実名必須にしろとも思いませんし、匿名で無茶デタラメを語る人がいるからこそ面白くなる(=そこから実名ガチ勢が勢いをつけることなど多々ある)までが事実です。
ということは「AI=主語」のまま語るのはただの追随者ですから、自分の実力は二の次であり、こういうケースはネットを外したらその他大勢です。
いたずらに物事を揶揄たいのではないですが、事実は事実として認めるしかありません。
そういう主語のない人が、箇所分時間をSNSに提供して話題になればなるほど、得をするのはSNSの運営会社だけです。
ということは、主語に自分がないのっぺらぼうのAI動向語りは「ほとんど相手にされなくなったまとめサイト」どまりなのです。
そのレベルの技術語りに、一喜一憂する必要はあるでしょうか。
一喜一憂に問題意識や不快感を抱いているのは、きっと「自分=主語」だからでしょう。
その実感がなくとも、いま自分が「おかしい・いやだ」と思うことを信じるのは、自分にしかできません。
感情が混ざっていてよく、肉体を伴った思考結果はAIでは作れませんから、堂々と「自分=主語」を貫いてはどうでしょう。
現実解。
自分を主語として語れない中での技術語り・未来語りは、AIでもできますから、結局はSNSのフニャフニャしたユーザー意見は、AIに無視されてしまうでしょう。
気にせず、自分の主語くらい自分で操るほうが、どんな結果になろうと面白いのです。
もちろん、ちゃんと自分を主語にして技術を捉えている人のAIの洞察は、とても面白いですが。
ボックスコックスネット、遠藤武。