「価値・価値観・勝ちパターン」の話題を出しているが、
このうち「勝ちパターン」について更に述べておこう。
勝ちパターンは、実に無数にある。
それゆえ「行けそう!」と思ったら、
さっさと勝ちパターンを真似してみるといい。
コツは2つだけだ。
「勝てそうと思ったことなら、食わず嫌いせず、カジュアルに真似しまくる」こと。
「一度やってみて自分に合わないものを、二度以上やる必要は全くない」と腹落ちしておくこと。
これ以上はいらない。
そもそも勇気を出す必要すらないが、
臆病者が勇気を振り絞ってでもやる価値はある。
私は自他共に認める根っからの臆病者だが、
サラリーマン時代からの心がけで、
明らかに「これは勝てそう」と思ったことは、
ひたすら真似してきた。
そうこうしているうちに、
ポジションが上がって年収が倍々ゲームして独立し、
上場出版社の専門雑誌での見開き2ページ連載は80回を超え、
同社からの書籍は複数の大手書店に平積みされ、
大手商工会議所でのセミナーは受付開始1週間で満席になった。
淡々と勝てそうなことを素直に真似しただけに過ぎず、
それ以上の工夫は特にない。
「とても真似できそうにない…」
ついついそう思う人もいるかと思うので、
更に明かしておこう。
私はというと、
「ビジネスでは、負けそうな戦いや辛い戦いは、無益なので絶対しない」
と読書で先に勝ちパターンを回収していた。
成長につれ、その勝ちパターンが一次情報として溢れてきた。
要はビジネスでは、自分が勝てそうなヒト・モノ・コト・立場だけで埋め尽くすのである。
あけすけに言うと、基礎学力すらいらない。
何も知らない人からすれば、ガリ勉や猛烈な読書に見えただろうけど、
裏を返せば「負けるのも痛いのも嫌なので、回避するために必死で知識回収していた」だけである。
それ以上でもそれ以下でもない。
単に負けパターンを消すために、素直に知るべきを知っておくだけなのだから、
これがいわゆるガリ勉と言えるだろうか。
少しだけナルシストになってみてほしいのだが、
勝てるところで確実に勝つというのはとても爽快である。
そのための素直な行動や学びというのは、
理屈を超えて単にそれだけで自尊心が満たされる。
これこそ大人の学びだと気付けると、その場でいきなり勝てる。
現実解。
これは直感に反するが、
勝ちパターンが得られない場合、
単に無数を得る素直さがないだけである。
ビジネスにおいては、努力は人をあっさり裏切る。
追記。
多数派の直感に反するからこそ、勝ちパターンは面白いのだ。
ボックスコックスネット、遠藤武。
