勝ちパターンは、無数にある(書籍『「仕組み化×データ分析」で実践するFP&A入門』ここだけ話)New

daily15 審美眼。データ分析ここだけ話。

「仕組み化×データ分析」の書籍で、

「価値・価値観・勝ちパターン」の話題を出しているが、

このうち「勝ちパターン」について更に述べておこう。

 

勝ちパターンは、実に無数にある。

それゆえ「行けそう!」と思ったら、

さっさと勝ちパターンを真似してみるといい。

 

コツは2つだけだ。

「勝てそうと思ったことなら、食わず嫌いせず、カジュアルに真似しまくる」こと。

「一度やってみて自分に合わないものを、二度以上やる必要は全くない」と腹落ちしておくこと。

これ以上はいらない。

 

そもそも勇気を出す必要すらないが、

臆病者が勇気を振り絞ってでもやる価値はある。

 

私は自他共に認める根っからの臆病者だが、

サラリーマン時代からの心がけで、

明らかに「これは勝てそう」と思ったことは、

ひたすら真似してきた。

そうこうしているうちに、

ポジションが上がって年収が倍々ゲームして独立し、

上場出版社の専門雑誌での見開き2ページ連載は80回を超え、

同社からの書籍は複数の大手書店に平積みされ、

大手商工会議所でのセミナーは受付開始1週間で満席になった。

淡々と勝てそうなことを素直に真似しただけに過ぎず、

それ以上の工夫は特にない。

 

「とても真似できそうにない…」

ついついそう思う人もいるかと思うので、

更に明かしておこう。

私はというと、

「ビジネスでは、負けそうな戦いや辛い戦いは、無益なので絶対しない」

と読書で先に勝ちパターンを回収していた。

成長につれ、その勝ちパターンが一次情報として溢れてきた。

要はビジネスでは、自分が勝てそうなヒト・モノ・コト・立場だけで埋め尽くすのである。

あけすけに言うと、基礎学力すらいらない。

何も知らない人からすれば、ガリ勉や猛烈な読書に見えただろうけど、

裏を返せば「負けるのも痛いのも嫌なので、回避するために必死で知識回収していた」だけである。

それ以上でもそれ以下でもない。

単に負けパターンを消すために、素直に知るべきを知っておくだけなのだから、

これがいわゆるガリ勉と言えるだろうか。

 

少しだけナルシストになってみてほしいのだが、

勝てるところで確実に勝つというのはとても爽快である。

そのための素直な行動や学びというのは、

理屈を超えて単にそれだけで自尊心が満たされる。

これこそ大人の学びだと気付けると、その場でいきなり勝てる。

 

現実解。

これは直感に反するが、

勝ちパターンが得られない場合、

単に無数を得る素直さがないだけである。

ビジネスにおいては、努力は人をあっさり裏切る。

 

追記。

多数派の直感に反するからこそ、勝ちパターンは面白いのだ。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■
・書籍と連載記事の執筆
・オーナー社長向け「仕組み化」プライベート指南

◆遠藤武の本
『仕組み化×データ分析で実践するFP&A入門』(中央経済社)2025年11月13日発売
全国大手書店およびAmazonでお買い求め頂けます
https://www.amazon.co.jp/dp/4502551015/

◆遠藤武の連載執筆
中央経済社『旬刊経理情報』誌にて見開き2ページ連載「データ分析の森」を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています。
(2025年12月に連載80回達成)

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