経営 その87 〜 バブル。

daily1 商い。

80年代の景気だろうと、ITバブルだろうと、
それを学ぶ機会として活かした人は、何だかんだで生き残っている。

現実解。
もう気づいている人は少なくないだろうけれど、
実はこの2つに限らず、バブルに近い状況は局所的に起こっている。

プログラミング、データ分析、新規事業立ち上げ……。
人手不足と高付加価値とアイディアや技術が集まるところには、
バブルと似た状況が、定期的に生じているんだよね。

これらは往々にして、
「大学1〜2年生くらいまでの知識で、なんとかできちゃうよね」
「それどころか、ゲームの攻略本の延長線上で、実践できちゃうよね」
というような特徴を持っている。

そもそも、需要に対して供給が圧倒的に少ないからこそ、
課題を設定して、必要な知識を積み上げて、
みずみずしく挑戦するだけで、次々と成果が出てしまう。

こんな状態に出会ったら、新聞やテレビやSNSでの扱いに惑わされず、
さっさと文献から情報を仕入れ、突出してしまうことが重要だ。

周りのレベルも往々にして低いので、
脇目も振らずに知識を集めて動いた人が、
明らかに勝ちやすいんだよね。

一度勝ったその先でも、ゴリゴリと学び続けて、
複数分野のプロトコルを身につけていれば、
本当にチカラのある側として次のステップを踏める。

「バブルの記憶」だけが資産でしかなく、
賞味期限切れだけどワーワー騒いで売る場合もあるけれど、
それもそれで一つのチカラだと言えるよね。

..遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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