80年代の景気だろうと、ITバブルだろうと、
それを学ぶ機会として活かした人は、何だかんだで生き残っている。
現実解。
もう気づいている人は少なくないだろうけれど、
実はこの2つに限らず、バブルに近い状況は局所的に起こっている。
プログラミング、データ分析、新規事業立ち上げ……。
人手不足と高付加価値とアイディアや技術が集まるところには、
バブルと似た状況が、定期的に生じているんだよね。
これらは往々にして、
「大学1〜2年生くらいまでの知識で、なんとかできちゃうよね」
「それどころか、ゲームの攻略本の延長線上で、実践できちゃうよね」
というような特徴を持っている。
そもそも、需要に対して供給が圧倒的に少ないからこそ、
課題を設定して、必要な知識を積み上げて、
みずみずしく挑戦するだけで、次々と成果が出てしまう。
こんな状態に出会ったら、新聞やテレビやSNSでの扱いに惑わされず、
さっさと文献から情報を仕入れ、突出してしまうことが重要だ。
周りのレベルも往々にして低いので、
脇目も振らずに知識を集めて動いた人が、
明らかに勝ちやすいんだよね。
一度勝ったその先でも、ゴリゴリと学び続けて、
複数分野のプロトコルを身につけていれば、
本当にチカラのある側として次のステップを踏める。
「バブルの記憶」だけが資産でしかなく、
賞味期限切れだけどワーワー騒いで売る場合もあるけれど、
それもそれで一つのチカラだと言えるよね。
..遠藤武