行動と知的好奇心の両面から、リスクを取っていると、
一次情報が集まってきて、情報の濃さが高まる。
濃さが高まると、鋭い切り口を無数に作れる。
この意味。
例えば政治のことを語りたいなら、政治家や活動家の経験者と話し、
四書五経や政治学・行政学・財政学…の文献を理解すれば、
入り口の知見としては十分に事足りる。
要は、先行研究と実地の視点の有無が問われるのである。
政治に限らず、どの分野だろうと、濃度に中途半端さを感じるなら、
前提となる材料が足りていないというだけだ。
一般的な書き物でも、SNSの短文でもいいけれど、
何気ない発言に、入り口の知見の有無を仮定して眺めてみるといい。
そこに連なる「続き」を描けるか否かで、
濃さと切れ味が見えてくるんだよね。
..遠藤武