「経営の基本を数行でまとめてくれ」
と無茶ぶりされたら、こう答える。
と無茶ぶりされたら、こう答える。
・適正かつ公正なサービスや商品から売上を立てる。
・QCDを向上させる(製造業に限らず、経理や人事や総務などバックオフィス含む)。
・現金ができるだけ多めかつ早めに、関係者の手元に残るようにする。
・ここまでのサイクルを、経営者は関係者全体(見込み関係者含む)の幸福追求のために行う。
技術的にも精神的にも、シンプルに突き詰めればこれくらいしかない。
この真逆から見ていこう。
関係者が増えれば増えるほど、思惑が複雑化し、この基本は全体でなく局所最適化される。
関係者がマンネリ化すればするほど思惑が鈍重になり、この基本はだらけてくる。
このような鈍重さに思い当たる節があれば、基本がおろそかになっているということである。
トップダウンで偉そうに上から目線で物事を決めるような視点は、実のところ経営の必須条件でもなんでもない。
これについては、カリスマ的支配だとか、マイクロマネジメントであったり、色々と話題は付きない。
いずれにせよ「何がどのように幸福を作るか」を、自分の頭と行動を経て言語化とアップデートが出来れば、経営には事足りてしまう。
現実解。
現状が複雑で鈍重だと思っているなら、その真逆から捉えなおせばいい。
素朴な疑問から、簡素化していけば、必要な物事だけが心地よく残るんだよね。
..遠藤武