ロジック(論理)そのものに意味があるわけではない。
あくまで目的は「論理を通じたアウトプットによる意思決定」だ。
要は、データ分析と同じで、物事を出来るだけ客観的に見定めるための材料がロジックである。
論理を用いて、論理を飛び越えたところに、方向性を見出す。
そのような仕組みやモデルを作っては壊し、作っては壊し、と繰り返すに過ぎない。
大学在学中から、ふと統計学にハマったのは、このような「状況を見定めて評価し、意思決定に寄与できる」からだった。
数学を学び放題、文献は読み放題、工学やプログラミングなど他の分野にも触れ放題…という事実から、ふと「これってロジカルシンキングと同じだ!」と腹落ちした思い出がある。
現実解。
事実をかき集めてロジカルに行き先を示すことは、人力で統計モデルのような仕組みを探ることと同じ。
ただし、既存のモデルや仕組みが壊れるとき・歪むときにチャンスが出るという点は、単にロジックや統計モデルからは判断出来ないことにも注意。
..遠藤武