人材の質の良さは、報酬や待遇の良さにそのまま比例する。
いい加減、この事実を徹底して直視すべきだ。
コストを削る姿勢が悪いとは言わない。
しかし人材を確保する上で、人件費をコストだと誤認してしまうと、痛い目に遭う。
人件費を削ろうとする企業は、新卒就職市場からも転職市場からも、見放されていく。
有能な人ほど、経営者や企業が人件費をケチる意図など簡単に見抜いてしまう。
普通の人にとっても、人件費へのケチりはモチベーションを削ぐ要因だ。
これが積み重なると、やがて残念な人材しか集まらなくなる。
コストが高くついてしまうどころか、最も貴重な時間をムダ遣いすることになるのだ。
長期的な視点から人材を引き入れるときも、
また中短期的に変革をもたらすべく外部のプロに依頼するときも、
その意思決定には、売上や利益を増やすという期待値が込められる。
このとき人件費とは、将来への投資ということだ。
現実解…を超えたダメ押し。
人件費や待遇を、空気を読まずに良くするだけで、
世の中であっという間に目立つことが出来る。
これ以上、人に響く宣伝は無いんだよね。
..遠藤武