社会人が退屈に見えて怖いという声。

daily10 お金と実力。

特に就活生からこういう声を聞く。

みんなが言うところの「社会人」って、

「株式会社社会人のサラリーマン」になることだもの。

自分で決めていないんだから退屈なのは当然だよ。

何もしないなら、あとは安穏と生きて、

漫然と死ぬくらいしかない。

この逆を取るなら、

「社会人は退屈だ」という感受性を信じて、

自分で決断して企画を立てればいい。

 

たとえば、そもそも移籍や転職するとか、

海外に行くとか、

大学・大学院で学び直すとか、

独立や起業することを想定する。

あるいはもっとカジュアルに、

関わる/関わらない人や物事を決めるとか

何を目的にしてどう時間を過ごすかを決める。

ひとつひとつ決断の粒度と精度を、

分解して高めていくのだ。

 

我々は産まれた瞬間から、

死に向かって1秒1秒進んでいるのが事実だ。

「社会人なんて退屈だ」

そう感じる人は、

それだけ瞬間瞬間の感受性が強く、

何かの才能を持っている可能性が高い。

あるいは、

プラスに活用できる後悔をしていて、

「もう二度とこんな状況はごめんだ」

という思いがあるのかもしれない。

そのどちらも正解だ。

感受性の裏には、

無数の決断があり、

我々はその延長線上に暮らしている。

ということは、

決断を変えていき、

望ましい状況を作り出せばいい。

 

退屈と感じる社会人の枠内でも、

大多数が退屈と感じる物事について、

面白くハツラツとした建て付けに組み替えれば、

立派な企画になってしまう。

ちょっとした雑用について、

タイムアタックをやってみるとか、

仕組み化して手順を楽にしてしまうとかでもいい。

DXとかUXなんてその程度のことでしかないのだから。

 

現実解。

退屈なら、

自分の感受性に寄り添って、

切り口を変えてしまい、

面白く書き換える決断をしてしまおう。

それは立派な企画やプロジェクトのタネだ。

社会人を漫然とやる鈍感よりも、

鋭敏な感受性があり、

その上で決断するほうが、

自分と周囲を変え、

そして世の中を変えるから、

ただただ尊い。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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