「成長するために、まずは自作自演から始めろ」
これは非の打ち所がなく正しい。
が、その精度や賞味期限について、
デジタル化で残酷なほど本質が暴かれてしまった。
物事がデジタル化するということは、
誰でもデジタルツールを使えることだ。
誰でも知識にアクセスできて、
一通りを調べられてしまうのである。
ということは、せっかく祭り上げられても、
「この人って、専門とキャリアはからきしでしょ」
「この人って、研究者を名乗ってるけど広告塔でしょ」
「この人って、せこい領域でレスバしてる半端者でしょ」
「この人って、コンサルの職歴を誇るけど営業会社出身でしょ」
「この人って、外銀の職歴を誇るけど実は下っ端の誇大広告でしょ」
「この人って、数学の重要性を説くけど仕事や専門でロクに数学使ってないでしょ」
のように、
いつのまにか勉強不足・実績不足に追い込まれ、
実力不足が一発で露呈してしまうのである。
たとえ広告費をいくら積もうとも、
たとえいくら実績を叩き出そうとも、
ホラ吹きは効かなくなった。
これは要は、
知的好奇心と行動を両輪にした、
超実力主義が到来したという意味だ。
弱点をひた隠しにするのではなく、
弱点を堂々と潰す人が残るのである。
いくら稼ごうとも、
いくらメディアに出ようとも、
いくら研究職だと言い張ろうとも、
その人の実力不足が露呈してしまえばアウトだ。
実力不足をひた隠しにしたまま、
スピリチュアル系や情報商材やオンラインサロンなど、
いくらでも作れてしまう。
時代の流れで言えば、
そのような売り方をしている人は、
実力がある人に上書き消去されるか、
群れて落ちぶれるまでがテンプレだ。
現実解。
最後に残るのは、実力100%だけだ。
とはいえ、弱点と向き合っていけば、
こんなに優れたノビシロは、他にない。
boxcox.net、遠藤武。