「本当はこうしたいけど、答えが出ない…」
「同じ状態にいて、ただ繰り返しているだけ…」
と感じたなら、
まずは数週間前や数ヶ月前くらい前の自分と、
今の自分を比べて解釈してみるといい。
つまるところ、生産するスキルとは、
解釈することである。
動きがあるかないかをつかみ、
動きがある点については褒めちぎり、
動きがない点だけ進捗させればいい。
これが解釈の第一歩だ。
心理的なハードルが下がるように、
自作自演で解釈するのである。
また、動きのない物事が、
自分の周辺に転がっていると、
ふと気づいたとしよう。
探し出そうとすれば、
きっと気づいた以上に、
たくさん見つかるだろう。
これは実は、
読書でいくらでもパッチを当てて、
できる範囲から動き出すことができる。
読んだ内容を真似すればいいからだ。
真似すれば必ずなんらかの結果が出る。
その結果をまた解釈するのだ。
それが大きな動きであろうと、
ごくごく小さな心の動きだろうと、
その事実を捉えられただけで十分だ。
人が書いたものに触発されて、
「よし、転職エージェントに登録しよう」
とか、
「久しぶりにあの人に連絡を取ろう」
と動けるだけで良いのである。
解釈から、
次の行動を起こせばいい。
本当に動きがなく苦しんでいるのなら、
ある種のリハビリだと捉え、
ほんの少し動けただけでも、
褒めちぎって良いのではないだろうか。
解釈することには、
そんなメリットもある。
そうやってハードルを下げ、
今の自分と近い過去の自分を比べ、
そして自分と読書内容を比べ、
・どんな人と出会いがあった?
・どんな本や知恵や知識や言葉との出会いがあった?
・どんな出来事との出会いがあった?
・どんな行動を取ってみた?
というデータから、自分の方向性を解釈するのである。
冷静に考えてみれば、時間が経過している以上、
全く同じ状態は二つとないはずだ。
単に受け手である自分がそう思っているだけであり、
そう解釈していることが視点の全てなのである。
現実解。
解釈が全てなら、
解釈を自分が楽しくなるよう、
物事を飛躍させることも、
またワクワクする解釈だ。
boxcox.net、遠藤武。