「うちは全面的にテレワークです」
というように、
フルリモートで仕事をするスタイルは、
もはや当たり前になった。
一部の大規模外資IT企業は、
「うちはクリエイティブ重視でフルリモートをやめた」
と温度差が出ている様子だが、
この本質はクリエイティブ重視というより、
「環境変化により、経営層がビビって、無理にマイクロマネジメントを強めている」
という本音がチラチラ見え隠れする。
要は経営の実力不足や変化対応力のなさが祟り、
「フルリモートか否か」という安直な二元論でお茶を濁すということだ。
外資スタートアップの一次情報。
データドリブンを重視する環境に勤めていた自分の立場としては、
直属の上司など日本にいなくとも、
仕事は回るという事実を肌で感じている。
また現にリモートを支える最大手チャットツール運営の外資ベンチャー企業は、
そもそも世界レベルでフルリモートで動いているのが事実だ。
また、大手企業のグローバルレベルの大規模プロジェクトの場合、
これに関わる外資コンサルティングファームは、
欧州・インド・東南アジア・北米と、
複数拠点からフルリモートで関わっていた。
これはあくまで運用やマインドセットの話でしかなく、
チームで一つのものを作りあげるというクリエイティブすら、
フルリモートで可能なのである。
現実解。
フルリモートができないというのは、
単に実力か仕組みが伴っていないだけでしかない。
組織が肥大すれば、
外資も日系も問わず、
何かにつけて「できない理由」を言い訳する。
本当にクリエイティブな物事ができるなら、
言い訳などしないし、
本音を優先していくし、
その結果、才能を活かすことになる。
できない理由を優先するのではなく、
本音を軸に、
できる方向性を探るのである。
追記。
クリエイティブ優先なら、
サラリーマンをさっさとやめてしまうまでが既定路線なんだよね。
外資の経営層の本音は、
そういう反逆をビビっているだけ。
逆に言えば、本音に寄り添い、
柔よく剛を制すれば勝ててしまう。
boxcox.net、遠藤武。