LTV(ライフタイムバリュー)は、
顧客生涯価値というマーケティング用語だ。
顧客1人当たりが、
商品やサービスを継続している期間に、
どれくらいの利益をもたらすかを示す指標である。
この発想は、給与や待遇にそのまま適用できる。
「特定の1社にいても、
生涯の給与面が良くならないとか、
給与面以外の待遇が良くならないなら、
さっさとやめて次の世界に移ってしまおう」
ということだ。
令和に入ってからのSNS上で、
「転職するのが当たり前」
という声をよく見かける。
つまり、給与や待遇について、
あるいはもっと広く、生き方について、
次のステップアップを、
誰しも模索しているということだ。
これを仮に年収面だけで見た場合、
もし転職で450万円→350万円となっても、
そこから更に350万円→600万円→900万円…にできるポジションなら、
「よし、さっさと動いてしまおう!」
ということである。
ずっと同じ組織で450万円→900万円に15〜20年かかるより、
転職や移籍で450万円→900万円まで5~7年で行ける確率が上がるなら、
行動してしまったほうが手っ取り早い。
ここだけの話、年収が上がれば、
自ずと給与だけでは測れない待遇(働きやすさ)も、
比例して良くなっていくまでが事実である。
現実解。
相応の給与を支払えるということは、
相応の待遇もセットだ。
自分の人生を自分で創るならば、
自分から動く発想が、
生涯にわたって基本アクションだと思っていい。
だからこそ、ご縁のありがたみを、
生涯にわたって大事にできるということ。
boxcox.net、遠藤武。