「好きなことをやっているのですが、辛いです…」
そのように相談されることが多々あるが、
これはレベルが上がって、
知見不足に追いやられたということである。
知見不足の例。
マンガを書くことが好きというなら、
単なるキャラの模写では限界が来る。
デッサンや人間の骨格の把握、
風景や背景のパース取り、
街並みや服飾の理解、
色使いの仕組みを知る…、
など、関連する分野の知見が100%必要になってくる。
それに伴い、
競争に追いやられたりして、
マンガの絵を描くことそのものが、
実はあまり好きではないと判明することだってあるだろう。
この体験は、100%正しい。
現実解。
これが意味するところは、
「正々堂々と、嫌な思いを無視して、一度は学びなさい」
「それでも嫌なら、思い切って、別ルートを創りなさい」
という天の声である。
愚直に学んで探っていくことでしか、
オリジナリティは浮き彫りにならない。
嫌なら堂々と別ルートを探し、
独自性を浮き彫りにすればいい。
追記。
要はこれは守破離ということだ。
どんなプロであっても、
本音がないロジック踏襲だけでは、
旧体制の保守要員どまり。
一定レベルを超えたら、
独自ルートを創るための、
模範解答がない抜き打ちテストがやってくる。
追記の追記。
この対策は、異分野から愚直に学ぶことで可能。
boxcox.net、遠藤武。