「独立してもうまくいかなかったら、
あっさり諦めて転職してサラリーマンに戻ろう…」
このような発想の独立は、失敗する。
というのも、独立とは、
「独り立ちすること」であって、
「独りで立てないならお呼びでない」競技だ。
商品やマーケティングやカスタマーサクセスの設計から、
セルフブランディングやバックオフィスまで、
自分が有利になるように、
他力を掛け算して組み上げる必要がある。
これは当たり前すぎるくらい当たり前のことだ
この情報格差を狙い、
独りで立てない人を狙って、
「サラリーマンのまま絶対儲かる副業!」
「3ヶ月で月収100万円!」
のように甘言だらけのSNS広告が溢れている。
美辞麗句を並び立てて、
毛並みの悪いセミナーで群れさせて、
しょぼい情報商材を買わせて、
サラリーマンを騙して、
何も効果が出ず泣きっ面にハチというのは、
令和の詐欺の典型例だろう。
そうではなく、
どう転んでも、ついうっかり何度でも独り立ちできてしまうくらい、
実力がついている分野や、
自分に有利な土俵を確保するのでなければ、
独立を狙う意味はないと覚えておこう。
現実解。
逆に言えば、独立できる人は、
転職するにしても「ぜひ来てくれ!」と言われるくらい、
超強者のケースも増えた。
もちろん旧来のように、
自分の弱点を徹底的に回避して、
自分が勝てる強み1本だけで攻めていくのも手だよ。
今はケースがごっちゃになりやすいので、
・超強者型
・一点突破型
自分がどちらの戦略を取るか、
どう組み合わせるか、
2軸から明確にしておくといい。
追記。
ちなみに自分の場合はというと、
「好き嫌いという変数を除けば、負けようがない」
というくらいまで特定分野で実力と実績と知見を残してから、
もうサラリーマンとして何かやることはゼロだと悟って独立した。
負けなければ、コンスタントかつ非連続に成長して、
あっさり生き残れると予習していたから。
boxcox.net、遠藤武。