ついうっかり「他人の夢や願望に乗っかって終わる」ためだ。
自他共に認める超テクノロジー大好き人間で、
GAFAの複数やそれに準ずる組織を渡り歩くような、
ピュアすぎるエンジニア職タイプは要注意。
技術者は雇われの場合、企画機能を他人に委ねてしまうため、
いくら良いモノを作っても、上前をはねられる役回りのままだ。
いざ他人が作ったブランドに憧れて入社しても、
業績悪化で突然に部門ごとクビを切られることなどザラだ。
アメリカの状況や、外資金融の日本法人に比べたらそう多くはないにせよ、
外資事業会社や外資IT企業の日本法人の技術者にも、
このような状況は起こりうると思っておいていい。
日系企業の場合はここまでではないが、
やっぱり技術者の待遇は頭打ちしやすい。
素直すぎて欲がないのもさることながら、
就職活動でも技術者枠として採用させることで、
独特の文化の中でひたすらアウトプットをさせていくのである。
就職のハードルは低いが、出世しづらく、
かといって移籍や転職という外部での出世を狙わない人が多い。
現実解。
待遇に不満や不安があるなら、
転職や移籍を重ねて企画機能を担う側に回るか、
出世や独立を経て実力がある側に回るしかない。
これは日本に限った話ではなく、
資本主義の原理原則だと言っていい。
boxcox.net、遠藤武。