一定レベルを超えたら、ボケ役に回る。

daily10 お金と実力。

「あーあ、この人はすごく実力があるのに……」

「あらら、この人はもっと活躍できるのに……」

数多くの人と仕事をする中で、

惜しい人の特徴が浮き彫りになった。

一言で表すと、

「ロジカルすぎて、ボケられない」

の一点に尽きる。

ロジカルなままでいると、

自説を世の中に出すことができない。

それだけだと、既成事実の追認どまりだ。

既成事実を解きほぐして学ぶにも、

相応の知性が必要なのだが、

その先に進めないまま、

日の目を見ないというのは悲しい。

とすると、

100人いるうちの1人にピン!と来てもらう、

偏見やすっとぼけが必要になるのだ。

実力がない素人の分際でボケるのは、

ただバカな炎上騒ぎであり、

自己愛の肥大でしかない。

そうではなく、実力がダントツにある人が、

自分の実力ベースの影響力を行使して敢えてボケるのは、

自己理解がそうとうできているタイプか、

シンプルに自分のチャームポイントを出すタイプか、

究極の二択である。

あなたがどちらのタイプかはさておき。

一定レベルを超えたら、

意図的にボケてチャーミングになり、

自己理解をさらに深める必要が出てくる。

「あの人はそうとう実力があるのに、あのようなくだけた言い方もするのだな」

そう思ってもらえたら、一発で記憶に残る。

何より退屈しない。

 

現実解。

媚びる必要など一切ないが、

自分も相手も気楽に過ごすために、

ボケ役に回るのは、

実力がある人が更に実力をつけるための、

必須科目だと言っていい。

 

追記。

石頭じゃ忘れられて終わりだよ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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詳細は上記リンクを参照
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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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