「フリーランス募集!という広告を良く見かけますが、これってどういう背景があるんですか?そもそもフリーランスって雇用とどう違うんですか?」
分析。
フリーランスは強者の選択だと述べ続けている。
これは「作業時間ではなく、契約書に定義された成果に対価を払う」ゆえだ。便宜上、作業時間や工数で単価を算定するものの、時間拘束はされない。雇用との大きな違いである。
フリーランスの例として、独立して開業届を出している弁護士や税理士を想像してほしい。成果とは法律相談や契約書作成、税務相談や税務申告を指すことになる。ということは顧問として契約することになる。
顧問として、作業工数やクライアントと接する時間に応じて単価が設定されるが、「10時から18時までこの場でこの作業をやってください」とは言われない。これがフリーランスの原則だ。
そうではなく、時間拘束のある形で募集するなら、雇用契約が適用され、直接雇用(パートやアルバイト含む)か派遣雇用するのが法的に正しいあり方である。
仮にフリーランスの人材募集で、これを曖昧にしたグレーゾーンを悪用しているとしたら、その市場は実力がある強者のフリーランスに使い倒されるか、弱者や愚か者だらけのウソつき市場として成敗されるかの二択だ。
現実解。
原則を曖昧にする人・させられる人が多いと、早々に人離れを起こし、人材不足になる。
グレーゾーンで暴利をむさぼれるのは、事実を無視し続けても成り立つほどレベルの低い、勉強不足業界だからである。
追記。
とはいえフリーランス斡旋業者は、9割以上がグレーゾーンで動いていて、実のところ法的にアウトなんだけども。
そういう弱者のままじゃなんちゃってフリーランスだから、さっさとコンスタントに楽勝できる土俵を用意しよう。
boxcox.net、遠藤武。