ロジカルシンキングより、本音。

daily11 スモール分析。

「プロジェクトワークは過酷だが、成長できて報酬も高く、やりがいがある」

これらはコンサルティング会社にありがちな考え方だ。

ロジカルシンキングとしては、非の打ち所なく正しい。

 

いっぽう、その本音は、

「コンサルティング会社の経営者が、若手を修行僧のようにこき使う方便」

だと既にバレてしまっている。

この考え方は、コンサルティング会社出身者で、

コンサルティングをやめた人が異口同音に言っていることである。

 

要はロジカルシンキングは、

「サラリーマンがサラリーマンを動かすための方便」

だと明確にバレてしまっているのである。

そもそも、ロジカルな視点を極めたところで、

やたらと理屈っぽくねちっこいまま、

市場の本音に寄り添えないならば、

理路整然と間違えることになる。

理路整然と間違えることは、アナリスト時代から今の今まで、最も気をつけているが、

そうなってしまうと商品は全く売れないし、予測や研究は成り立たないためだ。

 

現実解。

ビジネスも、科学や芸術や芸能でも、

本当に成長し続けたいのなら、

既存の理路整然から思い切ってドロップアウトする必要がある。

ドロップアウトするとは、既存の常識に疑いを持つことだ。

根本は、ロジックを飛び越えて、ピン!と来る本音に寄り添うことだ。

そのために思い切って疑い、既成概念を超え、堂々とイメージを膨らませるのだ。

宗教も科学も芸術も、人間の想像できる範囲からしか始まらない。

逆に言うと、人間の想像の範囲を広げることで、壁を乗り越えられる。

 

追記。

ロジックは、本音や妄想を起点として壁を乗り越えるための、後付け資材と思えば大丈夫。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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