時代の変わり目には、美辞麗句を並び立てる割にレベルが低い組織が増える。
デジタル化ラッシュと働き方改革により、リモート化の浸透など、仕事において既存の価値観は世界的に揺らいだ。
このせいで、レベルが低くとも目立ったり勝ちをおさめたり(あるいはそのフリだけする)組織が、ドサクサに紛れて増えているのだ。
少し前まで「出社することが正しい」とされた事実は、もはや事実ではない。これに不安を抱いた層が、コロっと騙されてお金を出してしまうのだ。
戦後の闇市のように、混乱に乗じて「こうです!」と言い切ってしまえば、実力が低くともグレーゾーンで勝つチャンスは多くある。
実際、新興IT企業のフリをした人材派遣会社が数多くあり、古臭い働き方をそのままサービスとして客先に提供している。
単に時間をかけることを価値とし、得意技の発揮を伴わず、退屈で誰も喜ばない「時間と能力の浪費」が蔓延することが多い。
昭和や平成の価値観と大差ないのだが、混乱のドサクサに乗じて「下請け」というビジネスモデルを、実力不足のまま生き残らせている事実がある。
現実解。
グレーゾーンを突くことそのものは、善でも悪でもない無記であり、基礎である。
無記に乗じて、実態や実力をごまかしていないかについてのみ、常に注意してみておこう。
実力がある人からすれば、脱下請けしてあっさり勝つチャンスがゴロゴロある。
ドサクサ止まりの層は、毛並みも頭も悪く頑固な下請けのくせに割に態度だけは立派だから、
注意して関わらないようにしつつ、上位互換していけば勝てる。
思わず「ズルい!」と思った物事を、自分が楽勝できる土俵で上位互換させればよい。
boxcox.net、遠藤武。