「ああもう!これ、言っていることが変!」
「自分ならこういう内容にするのに……」
そんな独り言がある人は、幸せである。
自分で続きやアップデートを出せばよいのだ。
サービスや商品でも、組織づくりでも、創作でも、何でもよい。
世の中に不満があれば、自分で勝手に続きやアップデートを作ることを、学びや行動の理由にしてしまうのだ。
思ったままの独り言や不平不満が始まりでも、
人知れず書いたり、人知れず作ったりして、
それをそのまま発表や実装すればよい。
ウェブ上で発表する機会など多数あり、
もはや呼吸するかのように誰でもやっている。
ここからはその応用。
そのまま発表せずとも、自分の実力をつけて、
発表する舞台そのものを有利に作り、
別ルートを作って商品化・サービス化しまってもよい。
要は、すべてを本音でアップデートさせるのだ。
ただ単に発表するのは誰でもできる。
せっかく発表するなら、
自分の評価が上がる形でやるほうが、
仕組みが残って面白くなる。
極端な本音や、素朴な本音ほど、
ついつい刺さっていくのは世の常だ。
どんなに本音を隠していても、
人のクチに戸は立てられない。
自分の場合、キャリアで完全に行き詰まって、
「これはチャンス!」
とばかりにデイリーレポートを始めた。
アナリスト時代にやっていたことを、
舞台を上方向にずらしながら、自分の名前で再開した。
そうやってアップデートして、
自分の考えを分析しているうちに、
年収が倍々ゲームしていった。
そうこうしているうちに更に、
目の前にいた創業経営者である外国人上司の実力と実態で企業成長と成功者の仕組みがわかり、
普通に進むだけでサラリーマンでこれ以上ないくらいのキャリアが30代で得られ、
このまま続けても、これ以上の人間関係にも待遇にも成長にも巡り合えないと悟った。
そもそも、一番最初のキャリアでアナリストを選び、統計学の研究で独自プロダクトを構築し、
最大手企業に売り歩いて成約することを20代半ばで経験した事実を、改めて噛み締めた。
独立して数年経つが、そもそも独立した視点でしか果たせない分析や洞察を、一番最初から手がけていたから、更に成長することができている。
現実解。
サラリーマンの立場が邪魔になるくらいになったら独立するタイミングだと読書で知っていたが、
それ以前に独り言みたいな本音に従うことで、初めてウソ偽りのない決断を下し、続きを作ることができる。
だからこそこうやって続きを書いて、続きを創って、更に成長して愛されているのだ。
追記。
じゃなきゃ専門分野で連載執筆などできないよね。
だってついうっかり学んで洞察し、つい思い浮かんで、続きを書いているだけなんだもの。
boxcox.net、遠藤武。