実力があるように見えて、活躍しているように見えても、
実質的に「下請け」というケースが多いという事実がバレるようになった。
ネット動画配信やアフィリエイトやテレビメディア全般のように、広告料が収入源の場合、本質はマージンを取る営業代行業者である。
SIer(システム開発代行会社)やコンサルティング会社のように、時間単位で人を送り込むことが収入源の場合、本質はマージンを取る派遣業者である。
それ以上でも以下でもない。
実力の明暗がはっきり分かれる分野だが、どちらも人も需要も多いために、実力のない下請けでもとりあえず成り立ってしまう。
だからこそ、物事が大きく変動してグレーゾーンが通用しなくなったとき、実力不足が露呈してしまうのだが。
現実解。
実力があると、これらの業界でさっさと脱代行・脱下請けしてしまい、マージン収入ではなく純粋な商品やサービスで売上が立つ。
文字通り独り立ちできるのだ。
実力がないと、「水物業界」「運ゲー」という言葉に翻弄されてしまい、失敗を人のせいにして「実質下請け」という事実を無視したまま逃げ続けることになる。
追記。
「広告収入が減った…」「人材を出せない…」というのは、ご祝儀やラッキーパンチが終わっただけであり、実力通りに戻っただけなんだけどね。
とっかかりがご祝儀やラッキーパンチだとしたら、なおさらちゃんと実力をつけておこう。
今ほど、猫騙しが効かなくなり、実力がある人が極めて有利な時代は無いのだから。
boxcox.net、遠藤武。