実質下請け。

daily11 スモール分析。

実力があるように見えて、活躍しているように見えても、

実質的に「下請け」というケースが多いという事実がバレるようになった。

 

ネット動画配信やアフィリエイトやテレビメディア全般のように、広告料が収入源の場合、本質はマージンを取る営業代行業者である。

SIer(システム開発代行会社)やコンサルティング会社のように、時間単位で人を送り込むことが収入源の場合、本質はマージンを取る派遣業者である。

それ以上でも以下でもない。

実力の明暗がはっきり分かれる分野だが、どちらも人も需要も多いために、実力のない下請けでもとりあえず成り立ってしまう。

だからこそ、物事が大きく変動してグレーゾーンが通用しなくなったとき、実力不足が露呈してしまうのだが。

 

現実解。

実力があると、これらの業界でさっさと脱代行・脱下請けしてしまい、マージン収入ではなく純粋な商品やサービスで売上が立つ。

文字通り独り立ちできるのだ。

実力がないと、「水物業界」「運ゲー」という言葉に翻弄されてしまい、失敗を人のせいにして「実質下請け」という事実を無視したまま逃げ続けることになる。

 

追記。

「広告収入が減った…」「人材を出せない…」というのは、ご祝儀やラッキーパンチが終わっただけであり、実力通りに戻っただけなんだけどね。

とっかかりがご祝儀やラッキーパンチだとしたら、なおさらちゃんと実力をつけておこう。

今ほど、猫騙しが効かなくなり、実力がある人が極めて有利な時代は無いのだから。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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