プロの最低ラインは、圧倒的な強みがあり、サイズや品質を切り分けて提供できること。

daily11 スモール分析。

独立やフリーランスが増えており、何らかの分野の「プロ」を名乗る人がいる。

プロなのに売上が薄い「売れないプロ」や残念ながら消えてしまう「自称プロ」と、そうでなく継続的に成長する「本物のプロ」の差について、一度はっきりしておこう。

 

プロの最低要件は「圧倒的な強み」があり、かつ「サイズや品質の切り分け売り」があっさりできることだと言える。

医師で言うなら、外科や精神科など自分の専門分野+関連分野の圧倒的な実績や知見に加え、それを絵本やマンガや一般書のようにわかりやすく切り分けて売ることである。

コンサルタントで言うなら、大手企業向けの戦略指南やテクノロジーやファイナンス周りの知見に加え、オーナー企業や中小企業向けの商品コンセプトデザインを作って事業再生したり、自分の知見を専門書や一般書で出すことができることである。

これらは「本物のプロ」であり、売れる側として継続的に成長している。

 

圧倒的な強みと実力があるのに「売れないプロ」は、上記を意識して売り方が見えるようにすると良い。

そもそも実力がないためサラリーマンと変わらないとか、売れていても途中で薄まって消えて行く「自称プロ」は、まず勉強不足や経験不足や基礎不足をしっかりカバーしよう。

 

率直に申し上げてしまおう。

「売れないプロ」は実力がある側なので、単に惜しいだけだから、工夫次第で大きく成長する可能性がある。ひたすら変わることだけを念頭に置こう。

自分から話を難しくして売れないように仕向けてしまったりと、真面目すぎる人が多いため、まず肩のチカラを抜き、ドシロウトにもわかる説明を心がけることが最初だ。

「自称プロ」は単に実力がないのを誤魔化しており、やたら群れていたり、やたら毛並みが悪かったり、二言目には炎上芸や訴訟が目立ち、救えない層である。

特定の業界や分野やビジネスモデルにへばりつく必要があり、もしそうでなくとも本質がねちっこいままであるため、まず群れるのをやめて1人になる勇気を持つところが最初だ。

 

現実解。

「売れないプロ」が落ちぶれたままなのも、「自称プロ」が突然落ちぶれるのも、頑固に変わることを拒否しているだけなんだよね。

次々と変わっていくことは、プロの最低要件であり、プロとして一番面白いところなのだから、変わって行かなくちゃ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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