色々な事例や情報が溢れる中、ノウハウコレクターとして何も果たせない人がいる。
この原因は、単に行動に移す勇気がなく、行動しながら考えていくことが疎かになるためだ。
そもそも、自分の苦手な分野や嫌いな要素でいくらノウハウを貯めても、ゴミが増えるだけである。
ノウハウなどあちこちに溢れているのだから、自分が贔屓できるものに特化すればよい。
ヒントを出しておくと、
どんなビジネス書にあるノウハウも、
何らかの学問やテクノロジーで言い換えることができるという事実を意識すると良い。
要は他の誰かが行動で得た知見を、大なり小なりトレースしているのだ。
私が提供する「仕組み化」は、主に統計学の知見を活用しているが、
その過程で「あれはマッチする」「これは言い換える」という具合に、
徹底して改良を行なっている。
そうやって行動を行動でカバーしていくと、
自ずと人に喜ばれるノウハウが構築されるのだ。
もしどんなノウハウを使うか迷ったら、
真似や上位互換が確実にできる既存のノウハウを再構成したり、
TTP(徹底的にパクる)して使いこなしつつ、
きちんとした大学や大学院で研究されている学問と照らしてみるとよい。
それだけで、自分も顧客も使いやすい独自ノウハウが出来上がる。
現実解。
論文や技術書やバラしを通じた仕組みの解明や、
それらによる「クローン版」作りは、
独自ノウハウ構築の基本だ。
ノウハウは、コレクションするのではなく、
ビルドするものなのだから。
boxcox.net、遠藤武。