企画書の薄さと厚さの差。

daily11 スモール分析。

企画書の枚数が少ないほど良い企画であり、

企画書が手書きやホワイトボードや口頭どまりの企画こそ最強である。

そこには本音があるからだ。

これはコンセプトで「欲しい!」と言ってもらうことであり、

また最近目立つPMF(プロダクトマーケットフィット)にも繋がる。

 

この真逆は、やたら分厚い企画書だったり、

単なる記録のための記録を取るような、

ムダな文書作成や議事作成やレビューの繰り返しが該当する。

「そうはいっても、文書や議事はなくせません!」

勇気のない組織からそんな真面目な声が聞こえてきそうだ。

やたら長い企画書や無駄な文書を無くせない理由をこの際だからはっきり言っておこう。

それは誰がやっても変わらない下請け作業だからである。

要は下請けだから「お前に頼まなくても他の誰かに頼めば良いや」が本音にあるのだ。

デジタル化が進んで、自称「IT専門家」が続出しているが、

ぶっちゃけてしまうと、まともに元請けとして機能している組織は上位1%だ。

まともに機能しない下請け営業会社でもそこそこ売上が立つのは、

そもそもITやデジタルの人材不足でなりふり構わずとも買わざるを得ない、偏差値の低い人材派遣状態だからである。

このような組織は、嫌われてそのうち淘汰される有象無象だ。

やたら偉そうにしている割には、中にいる従業員の質は驚くほど低く、

ゴリゴリ営業会社か技術下請けのどちらかにしか発想が行かない。

そのため組織全体がオドオドしており、やっとの思いで企画を通すにも、

「欲しい!」と言われる側ではなく、「安いし買ってやるか」と見下され、

分厚い企画書で誤魔化すしかないのである。

 

現実解。

「欲しい!」というコンセプトを徹底すると、自ずと企画書が薄くなる。

誰がやっても変わらない企画は、企画書や議事録が分厚くなる、下請けである。

企画書の薄さ厚さの差は、天と地の差だと覚えておこう。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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