尊敬される業界と、尊敬されない業界の差。

daily11 スモール分析。

「世の中には、尊敬される業界と、尊敬されない業界が明確にあると思いました。この差はどこに現れるのでしょうか?」

 

根本的なことを言うと、

「暴利をむさぼり、人を大事にしない業界や分野」は、

全て尊敬されようがない知っておこう。

日本の名だたる大手企業や、

外資IT、外資コンサル、外資金融が尊敬されるのは、

単に選ばれた側だからということではなく、

まがりなりにも人を大事にしているからである。

ひとつ注意しておきたいのは、

いくら大手企業や外資企業であっても、

あるいはITやコンサルや金融であっても、

部門や分野によっては全く尊敬されないケースがある。

大手企業や外資企業の場合、その多数派の営業職の中でも、

末端のリテール営業は尊敬されない。

そもそも人を大事にしない側だからだ。

ITの場合、SES(技術者派遣)や中小SIerは尊敬されないし、

素行の悪い零細コンサルや自称コンサルも、

保険会社や証券会社の末端の営業マンも、

同様に尊敬されない。

そもそも人を大事にしない側だからだ。

 

さらにわかりやすく言うと、

人を金蔓とせんばかりの営業会社は、

未来永劫尊敬されない。

不動産仲介、保険代理店、消費者金融、自称コンサル、

どれをとっても、人を金蔓にしているだけであり、

必要のないものを売りつけているとバレきっている。

要は、真っ当なことをしていないのだ。

今までであれば、

グレーゾーンを突くことで、

騙し騙しやってこれたかもしれないが、

ルールがないのを良いことに、

素行不良で暴利をむさぼるような業界や組織は、

内部告発に際し、テレビが気を利かせてモザイク付きで報道しても、

SNSで「あのときテレビでモザイク付きで紹介されていた会社は〇〇です」「住所はここです」

と社名や関係者まで全部バラされてしまう。

バラされるだけで済むならまだ良いが、

大手の取引先がコンプライアンスを根拠に、

その企業を切ってしまうまでがオチだ。

業界としてそのような体質があるなら、

法改正まで含めた動きが出てくる。

令和の今ではそのようなグレーゾーンはもはや通用しない。

それに気づいていないまま暴利を貪り、

ある日突然息の根が止まるまでがテンプレなのだが。

 

現実解。

逆に言うと、

グレーゾーンで暴利を貪らず、

ダメなものはダメと言えて、

普通のことを普通にこなす、

凡事徹底がいっそう輝く。

凡事徹底すると、

グレーゾーン組織は耐えられなくなって、

勝手に淘汰されていくから。

 

追記。

凡事徹底できず沈没していくのは、

群れてラッキーパンチで勝ったくせに、

それを実力と勘違いしているから、

学ぶことができず、素直さもないだけなんだよね。

わかっている業界や組織と、

根本的に何もわかっていない業界や組織では、

完全に異分野であり、接点ゼロだ。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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