「世の中には、尊敬される業界と、尊敬されない業界が明確にあると思いました。この差はどこに現れるのでしょうか?」
根本的なことを言うと、
「暴利をむさぼり、人を大事にしない業界や分野」は、
全て尊敬されようがない知っておこう。
日本の名だたる大手企業や、
外資IT、外資コンサル、外資金融が尊敬されるのは、
単に選ばれた側だからということではなく、
まがりなりにも人を大事にしているからである。
ひとつ注意しておきたいのは、
いくら大手企業や外資企業であっても、
あるいはITやコンサルや金融であっても、
部門や分野によっては全く尊敬されないケースがある。
大手企業や外資企業の場合、その多数派の営業職の中でも、
末端のリテール営業は尊敬されない。
そもそも人を大事にしない側だからだ。
ITの場合、SES(技術者派遣)や中小SIerは尊敬されないし、
素行の悪い零細コンサルや自称コンサルも、
保険会社や証券会社の末端の営業マンも、
同様に尊敬されない。
そもそも人を大事にしない側だからだ。
さらにわかりやすく言うと、
人を金蔓とせんばかりの営業会社は、
未来永劫尊敬されない。
不動産仲介、保険代理店、消費者金融、自称コンサル、
どれをとっても、人を金蔓にしているだけであり、
必要のないものを売りつけているとバレきっている。
要は、真っ当なことをしていないのだ。
今までであれば、
グレーゾーンを突くことで、
騙し騙しやってこれたかもしれないが、
ルールがないのを良いことに、
素行不良で暴利をむさぼるような業界や組織は、
内部告発に際し、テレビが気を利かせてモザイク付きで報道しても、
SNSで「あのときテレビでモザイク付きで紹介されていた会社は〇〇です」「住所はここです」
と社名や関係者まで全部バラされてしまう。
バラされるだけで済むならまだ良いが、
大手の取引先がコンプライアンスを根拠に、
その企業を切ってしまうまでがオチだ。
業界としてそのような体質があるなら、
法改正まで含めた動きが出てくる。
令和の今ではそのようなグレーゾーンはもはや通用しない。
それに気づいていないまま暴利を貪り、
ある日突然息の根が止まるまでがテンプレなのだが。
現実解。
逆に言うと、
グレーゾーンで暴利を貪らず、
ダメなものはダメと言えて、
普通のことを普通にこなす、
凡事徹底がいっそう輝く。
凡事徹底すると、
グレーゾーン組織は耐えられなくなって、
勝手に淘汰されていくから。
追記。
凡事徹底できず沈没していくのは、
群れてラッキーパンチで勝ったくせに、
それを実力と勘違いしているから、
学ぶことができず、素直さもないだけなんだよね。
わかっている業界や組織と、
根本的に何もわかっていない業界や組織では、
完全に異分野であり、接点ゼロだ。
boxcox.net、遠藤武。