知的体力のある人が、結局出世して生き残る。

daily11 スモール分析。

日系企業から官公庁や外資企業、

数人規模の企業から十万人規模の企業、

首都圏から地方の組織まで数多く見てきたが、

サラリーマンで出世したり、独立して生き残る人は、

知的体力のある人というのが結論である。

 

仮に転職経験者で「この人は明らかにスキルも経験値も低いのに職位が高い!」という場合、

そのような過大評価をされている人は、2〜3年で落ちぶれる。

というのも、そのような組織は転職者を扱うことが苦手であり、組織を上手く回せていないためだ。

勘違いしないでほしいが、これが新卒で入った組織だと、その組織に最適化するため当てはまらない。

そうではなく、どうしても中途採用で寄せ集めをしなければならない組織の場合、人の束ね方に明らかに差が出るのだ。

特に急成長中の企業で、もともと待遇も人材の質も低かった場合は、

知的体力はないが、扱いやすいというだけで重用や昇進につながることが多々ある。

そのような場合、成長軌道が一段落してしまったり、売却で株主がファンドに変わったりすると、

さして知的体力がないまま昇進した人は、別組織からやってきた知的体力のある人に取って変わる。

最悪の場合、社長を任されたはいいが、

知的体力不足により、業績悪化のストレスで命を落とすこともある。

笑いごとではなく、組織のフェーズの変化についていけない人は現に存在しているのであり、

知的体力がないわりに従順なだけの人ほど、

組織にしがみつくケースが後を絶たないのだ。

 

現実解。

給料が上がったり、報酬が高額というのは、知的体力にお金が支払われていると覚えておこう。

これは知的体力のない人からしたら辛い事実かもしれないが、

組織内や転職や独立で下剋上が起こるのは、知的体力を発揮できる空間に移ったからである。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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