どんな困難があろうとも、生き残る人は生き残り、成長し続ける。
このとき一番大切なのは、ファイティングポーズであり、どう取り組むかを決める態度なのだ。
「たかがポーズじゃどうにもならない」「論理的思考が重要」と思ってしまうとしたら、一方的に骨抜きにされている可能性を疑おう。
そもそもだが、論理ごときでは、人は人を好きになることなどないし、人が人を嫌うこともない。
感情なしに動くことなど人間にはできないし、人の好き嫌いは地球上から無くならないのだ。
理屈だけで全て済むのであれば、マーケティングの悩みもマネジメントの悩みも全て消えるはずだが、そうなったためしなど一度たりともない。
何をどのように取り組むかの態度は、その人の感情や本音がそのまま出て、つまるところ好き嫌いで決まる。
生き残りとは、理屈を超えて本音で欲求を丸出しにすることであり、好き嫌いがそのまま反映する。
「理屈があるからなんとなく売れそう」「理屈があるからなんとなく勝てそう」が売れず勝てずなのは、そこに血が通っておらず、好き嫌いもなく、本音の欲求がないためだ。
ファイティングポーズを取れると、単にカッコいいし、綺麗にもなる。
本音の欲求があり、カッコつけもするし綺麗にもなるからこそ、人間には向上心が尽きない。
向上心があれば、生き残る人は生き残り、成長し続けるのだ。
現実解。
マネジメントも、マーケティングも、あるいは他の物事も、ファイティングポーズを軸にしてみよう。
特に、取り組む立ち居振る舞いがつまらないばっかりに、せっかく実力があるのに発揮できなかった…という状況を回避できる。
ファイティングポーズを取ってカッコつけるほうが面白くなるし、面白いと自分の願望が、遠く広く届くようになるのだから。
boxcox.net、遠藤武。