実力がプラス方向に伯仲・突出する人同士や、
実力を尊重する人同士が力を合わせると、
実力にレバレッジがかかったり、
そもそも起こり得なかったことが起こる。
「運がいい!」と心底実感することも多々ある。
これは「欲しい!」を身近で叶え合えるからこそ起こる出来事だ。
運の話。
運とは、ストレートに言うと、マッチングによるご縁である。
ご縁があるとき、人は運が良いと実感する。
例えば、自分の実力で、100%またはそれに近い超高確率で、プラスの価値を起こせる特技を持つ人がいるとしよう。
プラスの価値とは、手品ができる、美味しいコーヒーが淹れられる、治療ができる、事業を立て直せるなど、得意技ならどんな物事でもいい。
そしてそのプラスの価値を、「ないだろうけど、あったらいいな…」として、欲している人がいたとしよう。
このような2人がふと出会ったなら、自ずと「運がいい!」「ご縁があった!」と、お互いに実感するはずである。
運とは、とてもシンプルだが、たったそれだけのことなのである。
あまりにシンプルゆえに、少しバラして掘り下げよう。
完全なソロプレイ頼みでは、「出会う」という事象を起こせなくてもいい。
実力がある人同士で「この人はすごい!」というリファーラル(紹介)が得られれば、事が足りる。
実力がない人や、実力がないのに無理やり情報を拡散して売り込む迷惑行為を、全て排除できるのも大きい。
運とは、単に運だけの話ではなく、全て実力と運がリンクする形で成り立っているのだ。
この逆で、実力がないのに無理やりゴリ押ししてしまうと、後からしっぺ返しを喰らい「この人は嘘つきだ」とバレて嫌われるまでがテンプレだ。
運が尽きたように思えるが、実力がゼロどころかマイナスだからこそ排除されるかスルーされ、元に戻っただけなのだ。
当然ながら「誰でも引き合わせます!」というのは、実力がなくても簡単にできるから、単なる紹介屋には注意しておこう。
そうではなく実力があれば、目の前のチャンスに逐一気づいて、その他大勢では捉えられない要素をキャッチできるのだ。
現実解。
「運も実力のうち」とよく言うが、
実際は「実力が引き寄せた物事を、便宜上、運と呼んでいる」と捉えるといい。
運に振り回されず、実力で運を呼び込める確率を上げるほうが、建設的だものね。
boxcox.net、遠藤武。