ひとつの会社に長居せず、移籍や転職を重ねたり、独立するという成長が目立っている。
うまくいけばリターンが大きいが、これはそもそもが少数派であると知っておこう。
というのも、転職や移籍や独立は実は繊細なところがあり「独自性の作り手になること」が本質だからだ。
この場合、作り手とはどういう意味か。
・商品・サービス・事業・組織の作り手(経営者)
・コンテンツの作り手(作家・美術家・音楽家・研究者)
・上記のうち独自性があり継続的に成長できる立場であること
が該当する。
単に転職ブームだからといって果たせることではない、常に細やかな視点が求められる。
これはストレートに言うと、
「単に誰でもできる転職や独立だけでは、蛮勇で独自性がない」
「臆病な人が、臆病さを受容して行動したほうが、かえって独自性が生まれる」
という意味である。
このような限界が見えてきたのが、SNS、動画配信、独立ブームで、
行き詰まってしまう実情だと言っていい。
現実解。
繊細なものを、繊細なまま受け取ろう。
変に単純化しすぎている物事は、押し売りの可能性が高い。
どうせやるなら、繊細で臆病なまま勝てたり愛してもらえることを、
ひたすらまっすぐやっていい。
boxcox.net、遠藤武。