小粒にならないコツ。

三行世界。

「独立して活躍したい!と思うのですが、独立して有名になっても、実態は一人親方や零細事業主どまりが目立つように思えます。矛盾するようですが、仮にすべて一人でやる場合でも、小粒にならないコツや解決策はあるのでしょうか。」

自力でやる場合の解決策はシンプルだ。

大規模な金額を見てドメイン知識を得ておく

という一点につきる。

 

「大規模な金額」は、ある程度大きい金額のビジネスについて、その他大勢でない形で関わっておくことだ。

利益が出ていて、巷に名が通っていて技術があっても、規模感や発想が小粒という場合が見受けられるが、それはスタート地点で見た売上や案件の規模が小さかったためだ。

「元(現)研究者」「外銀出身」という肩書きや、もはやコモディティ化した「上場」という単語に釣られず、ありのまま出自を見るとよくわかる。

規模感と個人の格式を両立させるというのは、とてもニッチなのである。

一般的な企業組織の場合は売上高1千億〜2千億円が最低ライン、ニッチだが投資案件を扱う場合は1件の時価100億円を扱うことが最低ラインだ。

というのも、事実をありのまま述べると、そのレベルであれば、後継ぎとして経営者になる人がおおよそ経験しているのである。

つまり、研究やインターンでもいいので、これくらいの規模を持つ企業や案件について、その組織に関わっておけば、そうそう困ることはない。

ただし、この効力は遅くとも30歳過ぎくらいまでであり、かつ業界や組織の論理にはどっぷり浸からないことを意識しよう。

 

現実解。

これらを意識して、市場を見据えたプロダクトを作るといい。

そうそう小粒にならないから。

 

追記。

PEファンドやVCやM&Aアドバイザリーや戦略コンサルに行きたがるのは、上に書いたことがそのまま理由として当てはまる。

ただし、業界に従順に肩入れしすぎると、かえって小粒になるので要注意。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
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