やたら話が長い人は、不安を隠している。

daily11 スモール分析。

薄々勘づいているかもしれないが、

話がやたらと長い人は、

不安を隠すためにそうしている。

 

特に「コンサル」「コンサルタント」「コンサルティング」関係者という立場の人で、

変に話が長い人は、そもそも三流未満の最下層だと気づいておこう。

というのも、答えられない質問をされたら、

しどろもどろになるか、無関係な知識で誤魔化すしかないためだ。

表面的な言葉の応酬で、仕方なく不自然な猫騙しをしているというのが、実態なのである。

 

私は「コンサル」「コンサルタント」「コンサルティング」について、

自分から自発的に名乗ったことは一度もなく、

今後もそう名乗ることは永劫ないと繰り返している。

(それどころか「脱コンサルしたい」という本音のある経営者に、得意技をベースに仕組みを作って実現できるように指南しているくらいだ。)

ゆえに言い切ってしまおう。

本来ビジネスを伸ばすとは、ドメイン知識を軸に、事実やデータをかき集め、

その上で統計学や仮説構築を通じた、推定だけで事足りる。

もちろん推定はあくまで推定に過ぎない。

事実に勝るものはないため、限界を把握しておく必要があるが、

何もわからない状態から一歩踏み出すには、それで十分なのである。

 

逆に「これは推定です」とか「わからないものはわからない」と、

素直に言えない状態は極めて不自然であり、これ以上苦しい立場はない。

苦しい立場を誤魔化すために、なおさら苦しくなる実情を無視して、ついうっかり長話してしまうのだ。

あなたが、残念なレベルのコンサルかどうかはさておき、

自信がない場合に、ついつい長話ししてしまうことなど、多々あるのではないだろうか。

その場合は勇気を出して、事実と推定を素直に区別し、

その過程で「わからない」ことを「わからない」と、素直に言い切ることが自然なのだ。

 

現実解。

「わからない」を誤魔化さず、

素直に認めた上で切り分けたほうが、

一見その場で足踏みする遠回りに思えても、

かえって突破口につながることなど、多々ある。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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