「競争は、ゲーム的だ」
「成績・ノルマ・昇格や降格でゲーム性が生まれる」
「自分がどんなゲームをしているか把握しろ」
現実を「ルールが変えられないゲーム」のように捉える人がいる。
これは一見正しく思えるが、
実は根本的に誤っている。
そもそも現実は、既製品のゲームではない。
ルールなど、あっさり書き換えられる。
冷静に事実をありのまま捉えてみよう。
社会のルールである法律は書き変わり、
科学の法則はアップデートされる。
そして、現実ではゲームチェンジャーであるほうが理屈を超えて楽しく、
人類の知恵をちょっとした工夫でアップデートされた物事が脚光を浴びる。
ということは、ゲームのルールを信じ込むというのは、単に従順なだけなのだ。
工夫不足であり、現実というゲームを面白がらないどころか、誤解しているのだ。
誰かが意図的・慣習的にゲームバランスを調整した「こしらえもの」「既製品」の消費者にすぎない。
プレイすればするほど不利・不幸・理不尽なら、ルールを変えてしまうか、別競技に移ればいい。
初期ステージから成長できずにエンディングまで進んでしまうなら、そのゲームや競技種目は、やめていい。
現実解。
物事を、退屈な決定論で終わらせてしまう人は、
従順すぎる消費者ではないか、少し疑ってみよう。
ゲームチェンジャーになるほうが、実はハードルが低く、面白いのだから。
boxcox.net、遠藤武。