いろいろな部門と業界について、実情がある。
土木業界: 9割は想像のつく公務員か土建屋さん。ごくわずか上位層に、建設大手をやめて研究職に戻る人がいる。PPP/PFIのような、投資対効果を測るファイナンス分野もある。
海運業界: 物流の一部と思いきや、実は陸上社員は投資銀行や総合商社も太刀打ちできないほど、収支計算や投資判断や経済性分析を行う。資源開発やエネルギーや鉄鋼に関わり、研究領域も多い。
コンサル業界(戦略ファーム〜Big4まで): 戦略ファームはPLのトップライン(売上)や利益を上げる立場。戦略ファームや戦略部門ではない場合、実態は頭を使わないITのシステムパッケージ導入屋さんばかり。
コンサル業界(いわゆる「中小企業」向け): ベタベタな日系営業会社。戦略〜Big4やそのジェネリック版であるブティック系とは根本的に中身も社格も異なり、同じイメージでいると大層がっかりする。
IT業界: 独自サービスのある上位1%と、下請け(いわゆるSESや代行業)というその他大勢の99%に分かれる。この二者は似て非なるものであり、接点がない。
予備校・教育産業: 研究職や専門職の諦め組が多数。ちゃんとした研究者や専門家レベルの職歴がある人が講師をやっている、隠れた毛並みのいい予備校があるが、それはごく一部の話。
営業が強い業界:営業が強く年収が高いファブレス製造業がもてはやされるが、営業だけでは製品やサクセスが作れず泣くことになり、独立で必ずしも言うほど通用しないのが玉にキズ。
現実解。
ちゃんと、実情を知っておこう。
発想が根本から異なる物事など多々ある。
その上で他業界から学んで、限界をあっさり突破するためにも。
boxcox.net、遠藤武。