キャリアの戦略は、事実上の学力別戦略。

daily13 事実の直視。

キャリアの戦略は、事実をありのまま言ってしまうと、学力ごとに輪切りになっている。

これを逆から捉えると、階層ごとに勝ちやすさ・負けやすさや限界が生じるため、その特性を活かすほうが活躍しやすくなる。

 

中学受験上位などのトップ層なら、苦手科目をつくらないようにして英強数強を確保して理系文系の垣根をなくし、最上位の大学から迷わず権限と知的背景が強いスタートアップや外資を狙う。

ただし基礎があるぶん、極限まで「腐れ縁」や「常識」と群れないようにして独自性を出す。特に独立や起業したい場合は、自分の12歳までの価値観を直視しつつ、根本からunlearnして、人と教養を大事にする。

 

ミドル層上位なら、都内ど真ん中文化の中学受験や、それに準ずる(あるいはそれを超える地域ガチャ親ガチャ当たりという)経験がなく、公立高校受験向けの偏差値で65〜69くらいという実績がある場合、できるだけトップ層に喰らいついて英強数強を狙う。

このラインの場合、大学入試結果やそれ以降で中学受験トップ層組が腐れ縁と常識で群れている合間に、追い抜かしてダントツの最上位に行き着く可能性がある。そのためにもちゃんと喰らいつきながら、独自性を出していく。

 

ミドル層下位のライン(公立高校受験で偏差値58〜64)で数学が苦手な場合、いったん英語に全振りする。その分大学では猛勉強して基礎不足をなくし、キャリアで不利を作らないようにする。

この場合で理系なら、実はキャリアの動かし方次第で中学受験上位組に匹敵できてしまう。

ただし数学に弱い文系の場合は、大手企業の営業マンが限界だ。また英語に弱い文系の場合、不利が一層顕著になるため、自分の好き嫌いや得手不得手と相談し、不利を被らない分野に当たりをつけておくといい。

 

上記に満たない場合、学歴と切り離せないキャリアだけではどうにもならないケースが急増するため、年収を上げるには資格試験や独立を視野に入れておくしかない。

その場合、間違っても頭のいい人とやり合おうとはせず、圧倒的多数の凡人の中でちゃんと抜きん出ること。

抜きん出て学び尽くせば、もともと幼少期や受験でトップだった人を、10〜20年や50年がかりで天高くから眺めることも不可能ではない。

 

全てに共通しているが、負けグセだけは避けていこう。

 

現実解。

自分の立ち位置に応じて、価値の出し方も、勝ち方も、大枠が決まっている。

負けグセをつけず、勝ちグセをつけるためにも、勝てる土俵を選ぶことから始めよう。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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