ディスカッションとは、一人でもできる知的生産や学習である。New

daily13 事実の直視。

よく混同されるのだが、「ディベート」と「ディスカッション」は根本から異なる。

「ディベート」は、政治や教育や競技種目として勝ち負けが定まる狭い内容である。

「ディスカッション」は、着地点や落とし所を探る対話の過程であり、知識の習得や、一人でもできる自己内対話も含まれる。

 

私は根っからのめんどくさがりで、本来は人と話すのも苦手であり、

いわゆる「ディベート」という競技種目には興味が持てず、パフォーマンスだとぼんやり感じていた。

いっぽう「ディスカッション」は知的生産であり、論文作法や洞察出しや、知識習得(アクティブラーニング)までも含み、かつ執筆の手法でもあると知った。

「やった!これだったら勝ち負けもなく、人との対話も自己内対話もあり、執筆や分析や知識習得もできる!一生使える!」

とハマり、ひたすら読書と議論と自己内対話に明け暮れた。

大学の少人数講義では議論を重ね、講義外ではレポート執筆のために自己内対話と読書をする必要があったためだ。

つまるところこの過程は、文献や数式を読みこなして活用するチカラでもあり、文章にまとめて議論をするチカラでもあり、

かつ目の前の価値観を疑いながら、模範解答のない価値をつくるチカラでもある。

その結果として、データ分析や技術開発や事業構築に行き着いたのだが、

結果的に知恵や知識に困らなくなり、もう少し抽象度を下げたキャリアや仕事でも、

全て予習から独自の知見提示ができてしまった。

 

現実解。

迷った場合、読書しながら自分とディスカッションしていい。

これは知識回収しながら自分を省みることも、その逆をとることも

学習の手法であり、独自の知見をつくる行動でもあるのだから。

ボックスコックスネット、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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