つまるところプロとは、
「自分にしかできないこと」
に特化する人である。
例外なく、独自性や新奇性はこのような特化に行き着く。
毎号が万単位の部数で刷られる誌面に、
見開き2ページの執筆枠で70回以上連載していると、
どのような連載がとても根強く続いていて、
どのような連載があっさり終わるか、
事実がありのまま見えてしまう。
言わずもがな編集方針もわかってくる。
私は仮説を立てており、
知見が得られて、引用文献があり、
かつトーンがわかりやすい連載は、
しずしずと継続すると想定していた。
結果として読みが当たったことになり、
長期連載を頂いているのだが、
データ分析も仕組み化も「大事だけ難しい」から、
「大事なことがシンプルに実行できる」
に特化したことが始まりだった。
私が右も左もわからなかったとき、
こんな書き物や書籍があったら、
とても捗っていただろうな…という想定で書いている。
現実解。
想定というより、妄想と言ってもいい。
妄想が現実化するくらいじゃないと、
「自分にしかできないこと」
が作られたとは言いがたい。
脳内にしかない情報は、自分にしかアウトプットできないものね。
ボックスコックスネット、遠藤武。