FP&A(財務計画及び分析)の話をよくしているが、
率直に申し上げると、表面的な仕事で終わるケースは少なくない。
根源的なことを言い切れば、FP&Aとは企業価値(粗く言うと営業利益やキャッシュフロー)を増やす仕組みづくりだ。
分析とはバラすことであり、仕組みとは束ねて価値を出すことである。
この繰り返しで、企業は利益を増やし現金を残して、価値を増やすのだ。
とてもシンプルに言うと、これ以外の仕事は求められていない。
ここだけの話をすると、大きいグローバルファンドでさえ、
これを理解していないドンマイ人材を代表取締役に据え、
お金を無駄に垂れ流してしまうことがある。
美意識どころか、原理原則がない。
その域に達した人材がいないと言われればそれまでだが、
ファンドでさえ価値づくりに難航や失敗を繰り返すことがあると思い知った。
現実解。
FP&Aも仕組み作りも、率直に申し上げると価値を出すための答えがあるので、
それをちゃんと踏襲しなかっただけだとも言える。
これに限らず、基礎不足でイマイチな分野はあるから、そこに審美眼と基礎を持ち込むと、勝ててしまう。
ボックスコックスネット、遠藤武。