ウェブを調べると、ビジネスコミュニティやビジネス交流会が大小無数にある。
率直に申し上げて、これらの9割はビジネスに意味がないただの飲み会どまりだが、
人とのご縁をどうにか作りたい頑張り屋さんに、その非常識な使い方を明かそう。
シンプルに、
・小規模な交流会に絞り、運営側と価値観マッチや実力(「欲しい繋がり」を持っているか?)を見定める
・運営側に、自分と関わるメリットを実感してもらい、ビジネス面で依怙贔屓してもらう
ことの2つに絞ればいい。
要は自分の実力で「お客様の成功」を淡々と作り、「欲しい繋がり」を深掘りしていくのだ。
ここに行きつかない繋がりは、全て切っていい。
なぜこの2つなのか。
この方法だと、作らずとも作る側に回れるためだ。
実のところ、交流会は大規模小規模問わず無数にあるが、
既存の交流会に不満を抱いて、
「自分で作ったほうが質が高くなる」
と行動し出す人が少なくない。
自分で作っている人は、
突然「この人すごい!」という運命の出会いを得ている。
無論、あなたが何らかのすごい側に回る材料があれば、
作らずともビジネスの実利が敬意をベースに広がる。
それどころか、交流会運営者は常に何らかの悩みを抱えており、
そこにコンテンツとしてあなたが貢献すれば、喜ばれる。
「自分には、すごいところが何もない…」といちいち嘆く必要はない。
「自分の本業で、誰のどんな悩みを解決できます!それをお客様に提供しています!」
と、素直に過去の「お客様の成功」を言えればいい。
これがあなたの「ならでは」である。
ここから実力と価値観をマッチさせていき、
依怙贔屓の動きが作っていくのだ。
ゼロイチ段階は必ずそうならざるを得ず、
誤解ゼロは避けられないが、
よほどミスマッチしていない限りは何らかの答えが見つかる。
その答えの濃さを、淡々とじわじわと上げていくのだ。
この理由はシンプルだ。
既存の有象無象の交流会は「人をウジャウジャ群れさせるビジネスモデル」のため、
自分がトップに立つ方が向いている人からすれば、水と油のごとく交わらないためである。
両者が理解し合うことは、未来永劫ない。
特に大規模になればなるほど、その仕組みは営業マンの養成にそっくりである。
それゆえ、自分で作るのだ。
自分で作るということは、
自分の周囲にいる人でチカラのある人を依怙贔屓することでしか、
レベルがジワジワすら上がらないことになる。
淡々とレベルを上げている人は、
自分が出せる強みをメリットを強みとして渡す感覚がある。
あなたがレベルを上げてようとしている限り、
同じレベルを上げようとしている人は、
その動きに気づく。
そうやってお互いを依怙贔屓しあい、
自分も依怙贔屓される側に回るのだ。
ご縁とはそうやってできている。
お互いが、淡々と依怙贔屓しあうとき、それより強い関係は他にない。
分野は違っても、結果として同じ目標に進めばいい。
現実解。
常識的な参加者の枠に収まる必要など一切ない。
実力のある運営側は、ほかに実力のある人を常に求めている。
運営側と複数のつながりが持てると、根本的風景が変わる。
追記。
特に専業の営業マンの場合、自分より格式と実力の高い人に出会ったら、
その人の「欲しい繋がり」を取りに行く立場を買って出てもいい。
実力者と淡々とチームプレーして、自分の実力や信頼性をゴリゴリと上げ、
その過程で自分の営業に繋げるという、発想の転換をするくらいじゃなくちゃ。
ボックスコックスネット、遠藤武。
