立場上、悩みを聞くことが多い。
観察していると、悩みの9割は人間関係の悩みに行き着く。
これを適切に対処するには、人間関係の初期段階で、
立ち居振る舞いや言動に「こりゃダメだな」と思う要素があった場合、
それ以上は関わらないと決めておくと気が楽になる。
私の場合はというと、
価値と価値観が常識的な割に我田引水に走る困ったちゃんは、
例外なく初期段階で切っている。
正確には、こちらが切るのではなく、
向こうに「こりゃダメだな」と判断させて、
向こうから自動的に去ってもらうようにしているのだが。
実力がある上で、この発想で動いていると、
どうでもいい人、ねちっこい人、レベルの低い人は、
自ずと目の前からいなくなる。
もう激減したのだが、
「私の価値・価値観・勝ちパターンを理解する方とだけ仕事をします。具体的な条件は〇〇で、これを満たさないものは全てお断りしています」
と条件を配信しても、ちゃん読解できない困ったちゃんがいた。
「金額を上げますから(〇〇ではなく)△△できませんか?」
と、いくらお金を出されても100%例外なく断っている内容を押し売りしてきたり、
「□□というビジネスコミュニティに入りませんか?」
という、独立しているのか下請け営業マンなのかよくわからないものをふりかざすケースがある。
ちなみにビジネスコミュニティは、立ち上げケースや運営の内幕を網羅的に知っており、それらでは行き着けない依怙贔屓が起こるようにしているのだが。
ゆえに即断るのは言うまでもない。
相手の名誉のために言っておくと、決して私に失礼な態度を取っていたわけではない。
おおかた、ペースをいくらか無視してやたらとハキハキスラスラ喋る感じから、
決まりきったセリフしか言っていないのだろうと直感できる。
営業トークは、常識的正論である。
私が聞きたいのは、その人がどんな価値と価値観と勝ちパターンを出し、
どれだけ非常識に依怙贔屓されて生きるかだけであり、
むしろ私のこの発想のほうがたいそう非常識だとわかっている。
ゼロから捉え直せば、商習慣や常識はいくらでも動かせるし、
常識ベースの正論は下請けの得意技だとわかる。
立ち居振る舞いから全てバレてしまうとは、こういうことなのである。
現実解。
目の前の人を慮ることが、何より大事だ。
ビジネスの場合は、他人に言わされている常識ではなく、
勝ちパターンに行き着く非常識で、目の前の人を依怙贔屓して喜ばせなくちゃ。
追記。
価値・価値観・勝ちパターンが揃ってくると、紹介とリピートだけで全て回り出す。
boxcox.net、遠藤武。
