ハッシュタグやウェブ検索で、
今や何でも断片的に調べられる。
だからこそ、網羅することは貴重だ。
より正確に言えば、
「複数の分野を、必要に応じて網羅できるスキル」
はそもそも昔から貴重だ。
腕利きの経営者や、凄腕の技術者や、
成果を上げる研究者に共通しているのは、
最終的に「網羅させること」で、
ご飯を食べているという事実がある。
もっと簡単に言えば、
「必要な分野については、その道の専門家と話が出来る」
というレベルのことである。
経営も技術開発も研究も、
入り口は専門家の活用にあるのである。
実のところ、これには学歴は関係ない。
断っておくけれど、
「学歴が関係ない?勉強しなくていいんだ!」
ということではない。
むしろその真逆の、無差別級ということだ。
表面的な学歴程度では、
「複数の分野を、必要に応じて網羅できる」
まで辿り着けない人が多数派だと覚えて置く必要がある。
逆に言えば、これが出来る人は、
断片に逃げず、素直に楽しんで学べる人ということ。
現実解。
楽しんでいると、網羅する。
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遠藤武