大局観。

daily4 方法論。

大学在学中に基本を教えてくれた、リサーチアナリストの師匠がいる。

私がリサーチアナリストとして働き出すことが出来たときに、

「大局観を持つといい」と一言だけ教えてくれた。

 

現実解。

大局観とは、どういうことか。

全ての現象に関し、究極的には、
「人がどのように行動して、どんな事実を起こすのか」
という流れが背景にある。

事実と論理に基づいて、
この流れの行く末を理解することが、
大局観だと言い切っていい。

 

知識と行動の両輪が重要であることを、繰り返し私が説いてきている理由は、
「個別事例を取りこぼさず、かといって個別事例だけに逃げず、かつ大局を見失わないようにする」というためである。

大局観と個別事例、知識と行動、自分の心と人の心、
短期的動向と中長期的展望…のように、
わかりやすく両輪を攻める必要があるのである。

例えば、人の行動を読み取ることが得意で、好かれることに長けている人がいるとしよう。
それをそのままパターン化して誰もが再現しやすくすれば、知識に昇華できる。
これだけで、事業の新機軸を創ることが可能だと気付ければ、儲けものだ。
そのためだけに苦手だった読書をするのなら、こんなに素敵な学び方は二つとない。

 

物事に二面を想定し、両方に愛着を持つくらいで丁度いい。
たったそれだけで、大局観を適切に創ることが出来るんだよね。

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遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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