人間にとって最も危ないリスクとは、
本を読みもせず、思考と人間関係の可動域が狭いまま、
頭脳を使ったフリをして全然行動が進歩しない状況だ。
そういった残念な人の複数の一次情報から言おう。
そのようなリスクに身を置いているとき、
そもそも自分で自分の思考と一挙手一投足を見返すことができず、
レベルが低い状態に慣れてしまうのである。
経営者であろうとサラリーマンであろうと、これには例外がない。
いずれの人も、話していてやたらとねちっこい自己顕示をする割には、
他人の話を聞いたフリをすることだけはとても得意なのである。
それもそのはず。今までの人生の反動で、そこまで学べていなかったり、
扱っている分野が広く深く学ぶ必要のない物事だったりすると、
スタートもゴールもあまりレベルが高くないところに収束するということだ。
本来人間が直視して解決すべき問題とは、
人間として行動と頭脳に成長がない状況である。
空想を前向きに楽しみ、かつ事実から逃げず、
虚心坦懐に学びのステージを上げている人なら、
現実は思いのほか相当甘く、意外とあっさりしている。
これは複数の事実から主張し続けている。
そうでなく、その他大勢側であると、一気に現実が厳しくなる。
そもそもが、単に学んで行動していないために、
自分から現実を厳しく誘導しているに過ぎないのだが。
立ち居振る舞いと学びに応じて、
スタートもゴールもレベルが決まってしまう。
その違いに気づいて、自分の立場のピン止めを外せば、
リスクヘッジなどたやすいんだよね。
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遠藤武