リスク。

daily4 方法論。

人間にとって最も危ないリスクとは、
本を読みもせず、思考と人間関係の可動域が狭いまま、
頭脳を使ったフリをして全然行動が進歩しない状況だ。

そういった残念な人の複数の一次情報から言おう。
そのようなリスクに身を置いているとき、
そもそも自分で自分の思考と一挙手一投足を見返すことができず、
レベルが低い状態に慣れてしまうのである。
経営者であろうとサラリーマンであろうと、これには例外がない。

いずれの人も、話していてやたらとねちっこい自己顕示をする割には、
他人の話を聞いたフリをすることだけはとても得意なのである。

それもそのはず。今までの人生の反動で、そこまで学べていなかったり、
扱っている分野が広く深く学ぶ必要のない物事だったりすると、
スタートもゴールもあまりレベルが高くないところに収束するということだ。

 

本来人間が直視して解決すべき問題とは、
人間として行動と頭脳に成長がない状況である。

空想を前向きに楽しみ、かつ事実から逃げず、
虚心坦懐に学びのステージを上げている人なら、
現実は思いのほか相当甘く、意外とあっさりしている。
これは複数の事実から主張し続けている。

そうでなく、その他大勢側であると、一気に現実が厳しくなる。
そもそもが、単に学んで行動していないために、
自分から現実を厳しく誘導しているに過ぎないのだが。

 

立ち居振る舞いと学びに応じて、
スタートもゴールもレベルが決まってしまう。

その違いに気づいて、自分の立場のピン止めを外せば、
リスクヘッジなどたやすいんだよね。

boxcox.net
遠藤武

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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