誰も直接言わないけれど、正規雇用と非正規雇用は、もはや差はない。
雇用する側の企業が買収されてしまったり、
経営危機に陥ったりしたら、いずれにせよ同じ。
現実解。
目先の雇用など関係ないくらい、圧倒的な実力をつけることが先決だ。
市場から評価されれば、どうということはない。
PL/BS/CFが扱えて、マーケティングや営業の感度があり、
投資計画や新規事業立ち上げを経験しており、
研究開発・IT・マネジメント・人材育成の知見を持ち、
英語で対応できれば、ひとまずは及第点である。
「これじゃ、そもそも腕利き経営者じゃないか!」
と声を荒らげる人がいるかもしれないが、
要は堂々と経営者側のチカラを持つことだけが、
正規雇用と非正規雇用といったレベルから浮上させ、
身を助けると言いたいのである。
及第点は、身を助けるための目標値と考えておくといい。
率直に、一次情報から言おう。
実力不足に応じ、40代や50代でドロップアウト。
そんな年功序列のサラリーマンは、後を絶たない。
仮に40〜50代でスタッフレベルや下級管理職だとしたら、
いくら真面目にやっていたとしても、
うだつの上がらないポジションは覆らない。
そうなる前に、昇進させてもらえる場に身を置くか、
ここまでのチカラと経験が役立つ形で、
自分のポジション上げを模索するしかない。
仮に財務部長やマーケティング部長程度の管理職だったとしても、
それ以上のCFOやCIOや、雇われ代表取締役だったとしても、
中途半端なレベルで安穏としていると、危ない。
いざ所属先に何かが起こったとき、
「こいつは使えない」と判断されてしまい、
凋落することなど、よくある話である。
世の仕事が高度化・コモディティ化・IT化するほど、
現在の自分の強みが断片化し、そのまま弱みになる。
サラリーマンとして安穏としていることが、
年単位で割に合わなくなってしまう。
これを防ぐには、淡々と網羅的に勉強し、
堂々と「成長する未来」を先回りして創るしかない。
「切られない」とは、唯一無二の存在になることだ。
自分のポジションを、自分のためだけに、堂々と用意することだ。
(追伸)
アクセス数がここ数日で急増しているけれど、
現実解が出ないニュースにみんな辟易しているんだろうね。
ニュースから離れても全然問題ないから、
まずは好きな本や映画を、純粋に楽しもう。
boxcox.net、遠藤武。