喋る前や、メールを書いて送信する前に、6秒から10秒待つ。
その上で「気分下げワード」の有無を確認し、丁寧に一つ一つ消していく。
ネガティブは編集して消し、具体的なToDo(やること)をしつこく実行していこう。
現実解。
ネガティブな感情には、常に具体性が欠けている。
具体性が欠けるということは、情報不足である。
情報不足が重なると、不安が生じる。
この逆で、不安を不安でなく、
具体的な要素として拾い上げれば、相談になる。
相談とは「次のToDo」を得るための、具体的な問いかけだ。
感情のToDoを考えよう。
発言のたびに、6秒から10秒待てば、言葉を落ち着かせられる。
発言やメール送信のたびに、自分で自分の感情を落ち着かせればいい。
話し始める直前に「気分下げワード」を必ず消していけばいい。
メールやメッセージ送信直前に「気分下げワード」を必ず消していけばいい。
これ以上細分化できない、たったそれだけの物事の積み重ねに過ぎない。
あまりに小さすぎて忘れてしまう程度の物事を、徹底して数をこなすだけで、一瞬で強くなれる。
そもそも、全ての意思決定と成果は、プラスであってもマイナスであっても、小さすぎて忘れてしまう程度の物事の積み重ねだ。
アンガーマネジメントでも、感情を御するにしても、クセの直し方は凡事徹底にある。
ゼロから論理的に考えれば、これは当然のことである。
ポジティブに持ち込めない人や、変わることが出来ない人は、
そもそも凡事徹底という行動が足りていないというだけである。
凡事徹底が出来ないまま放置すると、チャンスを逃すことをお忘れなく。
ToDoの具体化を考えよう。
身近な人や専門家に相談してもいいし、
目の前に相談できる人がいなければ、
本の内容を真似することも相談である。
感情のToDoよりカンタンかもしれない。
いっぽう、具体化ができないということは、
感情が引っかかっているのである。
感情を変えるには、行動を変えればいい。
行動を変えるには、思考を変えればいい。
思考を変えるには、発言を変えればいい。
発言を変えるには、言葉を変えればいい。
言葉を変えるには、自分が発する言葉を、しつこく振り返ればいい。
他人に対してしつこくなると煙ったがられるが、
自分と他人を愛するために、自分にしつこく好きになる分には、前向きだ。
自分が発する言葉を振り返って、前向きな言葉を出して、自分を好きになるだけでいい。
自分を好きになった上で、目の前の人が「すごい!」「幸せだなぁ」と思える表現を心がければいい。
重要なことであればあるほど、発言のたびに6秒から10秒待ってから、改めて前向きな言葉を探して喋り始めればいい。
メールやメッセージの場合、6秒から10秒待ったのち、「気分下げワード」を消してから、メールやメッセージの「送信」を押すようすればいい。
これら2つは、自分が言葉をコントロールするために、大学生のときから心がけていることだ。
人間関係でそう気付かされたことがあり、大学生のときに常に、利き手が前向きなれるよう発言することを心がけている。
発言の意図を雑にしたまま、利き手に不快を与えることは、犯罪行為だと気づいたからだ。
言葉を発する、たったそれだけで人格が他人に送り届けられる。
他人に前向きでない人格を送り届けることは、他人の時間に、土足で踏み入ることと同じだ。
カンタンに言えば、嫌われっぷりは押し売りや頭の悪い営業マンと同じ。
そんな「レベルの低い感情押し売り営業マン」は、無言で切られたって文句は言えない。
自分の場合、初対面か2回目で「気分下げワード」「実力がないのに誤魔化してくる」という、ねちっこさの押し付けがあると判断した人は、即切っている。
仮に相手に悪気はなくても、これは放置できない。
むしろ「悪気がない」というのは、「無神経をねちっこく繰り返すけど許してね」という、無神経な人の常套句だ。
自分の前向きな感情を守り、成長し続けるには、実力のない人を避け、自分の環境の高品質を死守するしかないんだよね。
同様に「事実であっても、後ろ向きになるニュースをウェブ上で押し付けられる」ことも、程度の低いねちっこさが押し付けられる状況だ。
本当に大急ぎで知るべきニュースは、新聞やテレビやSNSで話題になる頃には、もう時間切れだ。
ネガティブな感情という危険回避の本能を揺さぶられる必要があるのは、自然災害、火事、犯罪、交通事故くらいしかない。
リサーチアナリストがレポートを書くんじゃあないんだから、読み捨てるニュースなど、3行もあれば十分だ。
自分を前向きに持ち込むには、そうやって凡事徹底してコントロールすることが大前提だ。
凡事徹底が出来ていない人は、人・情報・言葉のコントロールができていないことを疑おう。
ネガティブをポジティブに持ち込むとは、情報を操る側であり続けることなんだよね。
boxcox.net、遠藤武。