成長の促し方。

daily5 爽快感。

もしあなたがとても優しくて、相談を受け、人に成長を促したいとする。

相手が成長して先に進むため、まず具体的な話を聞くことに絞ろう。

あなたは自分語りをせず、相手の話を聞きつくし、そこから「次のToDo」を出せばいい。

 

現実解。

成長するということは、
同じ過ちを二度と繰り返さないことである。
一定期間を設けて、
同じ過ちを二度と繰り返さないのであれば、
成長した事実を受け入れればいい。

同じ過ちを2回も3回繰り返しているうちは、
その相手が、どういう状態かを問うてみよう。
以下の3つのどれかに行き着く。
1.まだ具体的な話を出し尽くしていない
2.「次のToDo」が気持ちの面で実行しきれない
3.そもそも変わる気がない

ここで重要なのは、相手が本気で変わる気があることである。
1.と2.であれば、生々しく出し尽くせば気持ちの面は落ち着く。
その結果、目標が出来て、「次のToDo」を気持ちの上で実行しやすくなるはずだ。

3.の場合、相手に変わる気がないのに関わりつづけても、限度がある。
相談でも仕事でも日常でも、相手を変えるために自分が変わる必要があると気づこう。
相談を受けたがる「自称・ご意見番」ほど、他人の噂話好きでレベルが低いのは、
相手を変えるために自分が変わるという発想が、全くないためである。

「まずい、自分は変わっていなかった…」
そう感じるのなら、自分が変わる大チャンスだ。
これは全ての教育や育て方に共通している。
実のところ、マネジメントを行う上で、非常に役に立っている。

 

この応用。
自分で自分を成長させたい人に、視点を変えよう。

デイリーレポートを読んでいる人で、
「まずい、自分は同じことばかり繰り返していた…」
と図星をつかれたと感じるなら、
1.まだ具体的で生々しい話を出し尽くしていない
2.「次のToDo」が気持ちの面で実行しきれない
3.そもそも変わる気がない
に自分を照らしてみよう。それだけで深堀りができる。

特に、3.そもそも変わる気がないに悩む場合、
1.まだ具体的で生々しい話を出し尽くしていない
2.「次のToDo」が気持ちの面で実行しきれない
だけである。

まずは、インプットとアウトプットの回数を素直に増やしてみよう。
最初はネガティブでも構わない。
100や10の生々しいネガティブがあったとしても、
1のポジティブを、無理やり創ることだって可能なはずだ。
例えば、心身が不調で床に伏せるしかなくても、
ふと「これはすごい!面白い!」と思える名文や本に出会えたとしよう。
ちょっとした一文や一冊は、一生を変える、小さくて大きな入り口になる。
自分の場合は、一冊の小説を読んで自転車に乗れるようになったことが、変わっていく全てのきっかけだった。

他人の噂話に逃げず、自分をどう変えるかに絞れば、全ては自分を活かす材料だ。
「すごい!面白い!」という主観を、もっともっと読み込んで味わえばいい。

ついつい行動や思考を変えるだけなら、自信のあるなしに関係なく出来るんだよね。

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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