「自分って不器用だなあ…」
そう感じるなら、不器用を武器にすればいい。
素直に不器用を認めたほうが、不器用を活かせる。
現実解。
中途半端に不器用な人や、
途中まで優等生で器用に出来てしまった人は、
「器用に何でもできる人」とつい比較してしまう。
まずは、そのような退屈な単純比較をやめよう。
競争相手は常に自分だ。
自分をねちっこく底意地悪く監視して、
いちいち他人と比較する必要はない。
自分との競争に、確実に勝てるようにする。
確実に勝てるハードルを、意図的に用意する。
そうすれば、すべてを「自分ごと」として行動できる。
わざわざ負けに行く必要はない。
敢えて負けに行くのは、
勝ちを重ねておいて、
「勝ちすぎだから、ここは自分から負けよう」
と思ったときで十分だ。
不器用に転んでしまったときこそ、
どうやったら不器用から学べるかを素直に考えればいい。
すべての失敗は予習であり、
すべての学習は復習だ。
高校受験を経験しているなら、
学び直しを愚直に徹底してもいい。
大学受験や中学受験でもいい。
経験していない学びの復習をしてもいい。
学びが薄かったところまでさかのぼる復習は、
楽しいを通り越して、常に美しい。
強みとは、複数の物事を掛け算することだと、
何度もデイリーレポートで繰り返している。
因数分解という考え方を知っているなら、
複数の物事の掛け算を解きほぐせる。
目に見える不器用がいかに厄介でも、
何かと何かの掛け算でしかないと気付ければいい。
今の自分にとってわかりやすく表現してしまえば、
それだけで次のステップを踏める。
不器用を嘆くより、
でたらめでも踊れたほうが、
ただ単に楽しいのは、
岡本太郎が言ったように、
口先でわかっていても、
「でたらめをやろうとすると、できない」からだ。
いっそのこと、できないまま行動したほうが、
でたらめから復習を楽しめる。
不器用を嘆く前に、
不器用から学ぶハードルを下げる。
転んでもただでは起きないほうが、
タフに復習できるんだよね。
boxcox.net、遠藤武。