不器用の活かし方。

daily5 爽快感。

「自分って不器用だなあ…」

そう感じるなら、不器用を武器にすればいい。

素直に不器用を認めたほうが、不器用を活かせる。

 

現実解。

中途半端に不器用な人や、

途中まで優等生で器用に出来てしまった人は、

「器用に何でもできる人」とつい比較してしまう。

まずは、そのような退屈な単純比較をやめよう。

競争相手は常に自分だ。

自分をねちっこく底意地悪く監視して、

いちいち他人と比較する必要はない。

自分との競争に、確実に勝てるようにする。

確実に勝てるハードルを、意図的に用意する。

そうすれば、すべてを「自分ごと」として行動できる。

わざわざ負けに行く必要はない。

敢えて負けに行くのは、

勝ちを重ねておいて、

「勝ちすぎだから、ここは自分から負けよう」

と思ったときで十分だ。

 

不器用に転んでしまったときこそ、

どうやったら不器用から学べるかを素直に考えればいい。

すべての失敗は予習であり、

すべての学習は復習だ。

高校受験を経験しているなら、

学び直しを愚直に徹底してもいい。

大学受験や中学受験でもいい。

経験していない学びの復習をしてもいい。

学びが薄かったところまでさかのぼる復習は、

楽しいを通り越して、常に美しい。

 

強みとは、複数の物事を掛け算することだと、

何度もデイリーレポートで繰り返している。

因数分解という考え方を知っているなら、

複数の物事の掛け算を解きほぐせる。

目に見える不器用がいかに厄介でも、

何かと何かの掛け算でしかないと気付ければいい。

今の自分にとってわかりやすく表現してしまえば、

それだけで次のステップを踏める。

不器用を嘆くより、

でたらめでも踊れたほうが、

ただ単に楽しいのは、

岡本太郎が言ったように、

口先でわかっていても、

「でたらめをやろうとすると、できない」からだ。

いっそのこと、できないまま行動したほうが、

でたらめから復習を楽しめる。

不器用を嘆く前に、

不器用から学ぶハードルを下げる。

転んでもただでは起きないほうが、

タフに復習できるんだよね。

 

boxcox.net、遠藤武。

 

 

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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