答えがない物事。

daily5 爽快感。

答えがない物事とは、本当に答えがないのではない。

単純に当てはめのできる模範解答がないなら、

「模範解答の選び方と間違い方」から、答えを編みだすのである。

 

現実解。

答えがない物事を、人生全般にかかる意思決定の問題と置こう。

全ては、事実にどう理由を見出して、生き方・行き方をどう選ぶか、

という優先順位づけの話に過ぎない。

具体的に、就職や転職が論点だとしたら、

挑戦しなかったことを後悔したくないのなら、挑戦すればいい。

敢えて挑戦しなかったことが新たな流れを作るとしたら、それもまた一つの手だ。

優先順位が何なのかについて、

優先順位をどうつけて挑戦していくのか、

仕事という小さな鳥かごに限らず、

今見える第一希望をどこに置くのか、

どう前向きかつ戦略的に諦めて、

心のハードルを下げるのか、が論点になる。

堂々と第一希望を選んだと見せかけて、

実は本音から言って第百希望だったことに、

10年や20年経ってから後から気づくこともある。

親のメンツだったり、世間体だったり、

幼少期に真面目だったというだけで、

そのまま突き進んでしまい、

進んだ先でコンプレックスを抱えてしまい、

「こんなはずではなかった…」となることは少なくない。

笑い事ではなく、真面目すぎるあまり、

優先順位づけがないまま過ごしてしまうのである。

その逆で、第百希望を素直に(あるいはしぶしぶ)選んだ場合、

それが仮に間違いに見えたとしても、

動いているうちにパイオニアになって、本を出版し、

独立してしまうケースもある。

ビジネスや仕事の観点からは、

お金が入ってくることを考え、

「競争があれど競争率が低い状態」

を目指すことが基礎の基礎だ。

その大前提にはお金より先に信頼ありきであるが、

信頼され、かつ競争率が自分個人の好きなことから見てに相対的に低く、

その上でお金になることを選ぶしかない。

勝手に諦めているヒマがあるなら、

あるいは現状に不満があるならば、

お金・コスト・時間すべてを考慮して、

頼れる他力にはとことん頼り、

今いる立場をどう有利に活かすかを論点にする。

かつ自分の両足で立つハードルを下げ、

努力に頼らない方法で動いていく。

これを繰り返すと、

すべての物事は「1倍の競争率」に転換する。

「自分でどう組み合わせを選んだか」が論点なので、

競争があっても、本質は無競争ということである。

 

行動の結果、たとえ瞬間風速的に後悔したとしても、

「実は後悔していないんだよね」と笑って言えたら、

その瞬間が答えのない答えの本質だ。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。
endoutakeru

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■遠藤武のやっていること■

・経営トップ向けに「仕組み化」のプライベートアドバイザリーを手がけています

・中央経済社『旬刊経理情報』誌にて、仕組み化とデータ分析に関する見開き2ページ連載記事を、2022年7月より月2〜3回ペースで執筆しています
(2024年8月に50回を超え、書籍化企画を進めています)

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