伸びしろの持ち方。

daily5 爽快感。

伸びしろを持ちたいなら、しつこくしつこく観察することを欠かさない。

無理やりひとつに道を決め切って目指すと、

不用意な競争に巻き込まれてしまう。

 

現実解。

競争という事実に向き合って、

素直かつ愚直に対策を立てることは重要だが、

「自分の道は、たった一つしかない」

と思い込んでしまうと、

独自性が削れてしまう。

このもったいなさを放置すると、

伸びしろが見えず、

やりたいことができなくなり、

結局中途半端になってしまう。

特に、頭が回る毛並みのいい人ほど、

「競争とは、山登りのように下から上に向かうしかない」

と考えがちだが、これは競争の全体像が見えない、

「目隠し状態」だと言い切っていい。

本当の意味で競争することとは、

競争を正面からもウラからも見尽くして、

競争の中に競争ではないスキマがあるかを見抜き、

その上で、文字通り競争に乗るか乗らないか、

あるいは乗ったフリをするかしないかを、

愚直に決めていくことにある。

はっきり言っておくが、

客観的に競争に見える物事は、

主観的な創意工夫の濃さの差であり、

実はスタート時点以前の準備段階から、

だいたいの結果が見えている。

ゴールは率直に言って、後付けだ。

例えばスポーツの勝敗や、音楽のコンクールや、試験対策について、

圧勝なのか、善戦なのか、ギリギリで結果を出したのか、しくじったのか、

結果に慢心したのか、屈してふてくされたのか、物ともせずふてぶてしく創意工夫するのか…、

という点をつぶさに観察して、愚直にToDoを決めていくしかない。

 

もしあなたが、自分の伸びしろに限界を感じているとしたら、

単に「目先の常識の奴隷になっている」と気づこう。

見えない鎖をほどくには、

良かれ悪かれ、結果が出たあと、

単に結果だけ見て一喜一憂するのではなく。

勝因と敗因をしつこくしつこく、

更にこれでもか!としつこく観察して、

自分で自分の理解を入れ替えて、

鎖のような文脈を解きほぐすしかない。

スポーツにも音楽にも、

試験対策にも共通しているのは、

一喜一憂せずに淡々と分析することなんだね。

スポーツや音楽や試験対策で上澄みを経験した人でも、

「自分の道は、たった一つしかない」

とついうっかり思い込んでしまうと、

どこかで一喜一憂にギアが倒れてしまう。

逆に言うと一喜一憂していることに気付ければ、

ついうっかり自分自身を淡々と分析できる。

うっかりは、更にうっかりで包み込もう。

素直に繰り返して、クセをつければ大丈夫。

 

boxcox.net、遠藤武。

遠藤武(えんどう・たける)
グロースハッカー。

↑詳しい自己紹介は上記リンクを参照。

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