適当とは、真面目にやることの真逆にに聞こえるが、実は間違いだ。
「適して当てはまっている状態」が、適当の本義であって、
生き延びて成長すべく、軸を変えていくことの真面目な本質である。
現実解。
「適当にやっておけ」という言葉を、上司や目上の人に言われたら、
仕事をするあなたはどう感じるだろうか。
「なんだよ、何も言わず放置しやがって…」と思うだろうか。
いちいち怒りを感じてしまうのは、エネルギーの使いみちとして、ちょっともったいない。
せっかくだから「適切かつ妥当を徹底し、生き延びろ!」と、
豪華に捉えてなおしてしまえばいい。
もっと言えば、怒りやいらだちで何もしない状態よりは、
適当でも良いから、動き出してしまったほうが、
トータルで見れば明らかにお得なのである。
「なんだ、その適当過ぎる仕事ぶりは!」
最初はそのように言われてしまうかもしれないが、
とにかく粗製乱造に集中し、それをデータとして扱って、
粗製乱造から自分の傾向を学んで改良に徹するだけでいい。
適当と真面目に向き合う、データドリブンだ。
数をこなし、こなした結果を正当につなげれば、
適当は立派な作品なんだよね。
boxcox.net、遠藤武。